2014年10月23日木曜日

疑ってかかってみるべし


実りの秋。

色んな色の実がなっている。

圧倒的に多いのは赤い実。

それは何故かといえば、鳥たちに食べてもらってタネを遠くへ運んでもらいたいから。

なので、植物それぞれ目立つ工夫をしている。

紫色の実というのもある。

代表的なのがその名もムラサキシキブ Callicarpa japonica でしょう。

本当にキレイな紫色の実をつける。



ハテ、ムラサキシキブは何科だったっけ・・・?

そう思ってネットで一番上にでてきたwikipedia を見てみたら、なんと「シソ科の落葉低木である。」と言いきっている。

そうかぁ・・・と一瞬騙されそうになったけど、「絶対にシソ科ではない!」と心の底で誰かが叫んだ。

改めて調べてみたらムラサキシキブはクマツヅラ科 Verbenaceae であると分かった。

そうそう、そうでした。

どうしたってシソ科じゃないものねぇ。

シソ科は茎の断面が四角で、葉が対生で、毛があって、花が左右相称で・・・

何事も疑ってかかることは大切。

特にwikipediaは、本当にアテにならないので、参考に留めておくのが正しい使い方。

というか、自分の中にモノサシを持つことが大切なんだなぁとつくづく感じた今日のムラサキシキブの話。

ムラサキシキブがクマツヅラ科であることは、もう一生忘れることはないでしょう。

そういう意味ではwikipediaに感謝。

0 件のコメント: