街を歩いていてこんな光景によく出会わないだろうか?
お店などの新規開店。
その店先に花がドーッと整列している。
今年はとくにアベノミクス効果なんだかなんだか、結構派手な花が多い気がする。
上の写真は小さなパン屋さんの開店だったようだけど、店先だけでは収まらず歩道の対面にまで花が並べられていた。
さながら花のアーチを歩行者はくぐっているような感覚だろうか。
厳密にいえば、こんなに歩道にはみ出てはいけないのだと思うけど、ここはおめでたいことなので、ということで皆大目に見ているのかもしれない。
別の場所ではさらに単価の高そうな花がビルの入り口狭しと置いてあった。
景気の良い話ではある。
しかしこの手の花は贈ったら贈った気になってオシマイで、贈られたほうはあまりの多さに面倒見切れず、しばらくは置いておくがそのうちにコソッと処分されてしまうのだろう。
切花は処分されても仕方ないが、ときおり鉢花が贈られる場合もある。
もし貰い手に全く興味がなかったら、あるいは全く知識も経験もなかったら。
贈られた鉢花たちの悲劇である。
実際、そいうケースを見たことがある。
1ヵ月くらいは緑を保っているけど、そのうち調子がおかしくなって、気づけば無くなっているというパターン。
花の役目として慶弔というのは間違いなくある。
もったいないという発想よりも優先される価値観がそこにあることも理解できる。
なんかフクザツな気分。
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