申し上げているように香港は蒸し暑かった。
このような気候であると、植生も自ずと違ってくる。
この日差しの強さ、気温と湿度の高さに順応した植物たちが幅をきかせることになる。
その代表格がガジュマル Ficus microcarpa ではないだろうか。
日本でも沖縄や屋久島などでは見かけるが、東京ではあまり見かけない。
いわんや北海道をや。
話が逸れるが、今日たまたまテレビのスイッチを入れたらば男子プロゴルフの中継を北海道からやっていたけど、そこには真っ赤な実をつけたナナカマドが映っていた。
ナナカマドは北海道では見かけるが、東京ではあまり見かけない。
いわんや沖縄をや。
かくのごとく、植物たちにはそれぞれ生育に適した場所、気候というものがあるものだ。
亜熱帯のような蒸し暑い場所にこそこのガジュマルは育つ。
大きな特徴として枝からたくさんの気根が垂れ下がっているということがある。
まるで振袖のような感じ。
気根というくらいなので、ここから大気中の湿気を吸収し、水分や養分をまかなっている。
木の幹にも細かい気根が垂れ下がり、それが徐々に生長して木全体のサイズアップをはかっている。
なんとも南国らしい木であります。
0 件のコメント:
コメントを投稿