久留米のホテルを出て、九州新幹線に乗って鹿児島までやってきた。
予約してあったホテルのチェックインまでにはまだ時間があったが、とりあえず荷物だけ預かってもらってレンタカーを借りて出発する。
目的地は、蒲生(かもう)にある日本一の大楠。
樹齢約1500年、周囲目通り24メートル、根回り33メートル、樹高30メートルという堂々たるクスノキである。
もうなんというか、言葉がでてこない。
1500年もの間、そこを動くことなく立ち続けてるのだ。
言いようもないエネルギーがそこから放たれている気がした。
オジサン2名も大いにコーフンしてシャッターを切り続ける。
あのウィルソンも100年前にここに立ち寄ったのだ。
近所のカフェでカレーを食べながら、午後の作戦をねる。
結局、車を走らせて霧島神宮に向かうことに。
実は九州は初体験なので、もちろん霧島神宮にも行ったことがない。
やはり素晴らしいところで、大木がたくさんあった。
そしてやはり何かが宿っている気がした。
英国人にこの感覚はたぶん分からないだろうなぁ。
今日やるべきことをほぼ終えて、宿に向けて踵をかえす。
実は今日の夜からもう一人この旅に加わることになっていた。
彼はイギリス人ではなくアメリカからの参加で、ハーバード大学の先生であります。
彼の宿や、飛行機の手配など僕が面倒をみることになっていたので、これまで数か月に渡ってメールでやりとりをしてきた。
彼の宿泊する東京の宿に羽田-鹿児島の飛行機のチケットと道順などを記したメモを託しておいた。
無事に彼が鹿児島のホテルに着いたとのメールを受けてホッとした。
で、彼と実際にホテルのロビーで落ち合った。
これまでややウンザリするほどメールでやりとりはしていたが、会ったことのないオジサンだ。
いったいどういう風貌なのか、とても興味があった。
まるで文通相手と初めて会ってデートするようなもんだろうか。
ああかな、こうかな、などと色々思って会った。
なんてったってハーバード大学の先生だからして、とんでもない知恵の塊りなんだろう、と。
ところが会ってみるとフツーのオジサンだった。
孫もいるというから、むしろオジイサンかな。
典型的なアメリカンな英語でまくしたててくる。
僕は英国ベースの英語を旨としており、かつ、この1週間少々イギリスのオジサン2名と寝食をともにしているので、このアメリカ英語にはかなり違和感を覚えた。
面白いものである。
同じ英語なのに、まったく別の言語のように思える。
4人で居酒屋に繰り出して今後の成功を期して飲んだ。
明日は夕方に鹿児島を出発して最終目的地に向かう。
ここが実は今回の旅の最大のヤマ場ではないかと思っている。
それがどこなのか、これまでの流れを読んでいただければ大体察しはつくと思う。
さぁ、体力を温存して最後のヤマ場に備えようではないか。
それでは今日はこれにて。
6 件のコメント:
こんばんは。
ちょっと声を大にして言いたい。。
「種子島!」と思いっきり外したくなりました。
ニュースみましたか?もしかしたら現地で知ることになるかもしれません(もう知っているかもです)
お気をつけて!
ええ、え?
何があったんですか、種子島で?
ブログ拝見して嬉しくなりました!やっと鹿児島県に来ていただけましたか?1年前の秋に蒲生の大楠を身に行きました。本当に感動しました。境内には、ほかにも大木が何本かあって鬱蒼としていて、、また行ってみたい場所でもあります。
匿名さん
コメント有難うございます。
今、城山公園にて桜島を眺めております。
鹿児島へようこそ!!です。
蒲生の楠は見たことがありませんが、霧島神宮はいい所ですよね。
鹿児島は温泉がたくさんあるし、食べ物も焼酎もおいしいし・・・
またゆっくり来てください(って私が鹿児島に住んでるみたい(笑))
義父母の故郷、奄美大島もとってもいいところです。
次の機会にはぜひ。
では、この後も気をつけて!
あ、意味深な事を書いてしまいました。。
その隣の島ですもんね。
穴が開いてるのが見つかったようです。
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