ステキすぎる京都の宿を朝出て、向かったのは奈良。
ここでちょっと宿について付け加えておくと、昔ながらの町屋の雰囲気を残して今風に改装された宿だった。
そもそもは、「タタミマットレスの上でフトンを敷いて寝たい」「日本風のリョカンに泊まりたい」なんて言うから、この秋の混雑時の京
都をムリムリ頑張ってとった宿だった。
2泊目の昨日の部屋は和室と洋室があって、彼らのためにタタミマットレスにフトンを敷いてもらったはずなのに、洋室のベッドを見るな
り「今日はベッドが良いなぁ」とのたまわった。
なんだよー、だったら普通のビジネスホテルでも良かったんじゃないか、と若干プリプリして自分ひとりで広い和室を独り占めにした。
ベッドが2つある洋室からは二人のイビキがゴーゴーと聞こえてくる。
この宿を確保するまでの苦労がチャンと伝わっているんだろうか?
恩着せがましくするつもりはないが、これが当たり前であると思われるのはちょっと抵抗があるなぁ。
そんなわけでの、奈良。
奈良といったって、我々の目的はアーネスト・ウィルソンの足跡を追うことである。
迷わずむかったのは春日大社の奥にある、原生林。
3人でせっせと約2時間少々歩いた。
久しぶりの山歩きといった感じで気持ちがよかった。
視界に入ってくるのはそこそこ大きな杉の木なんだけど、我々が求めている杉には結局めぐり合えなかった。
あきらめて、今度は別の杉の木と、その他の獲物を探す。
収穫は目的の約半分。
なにぶん100年前の写真をもとにしているので、50%でもかなり上出来と思わなければなるまい。
思ったより早めに今日の活動を終えたまでは良かったが、奈良駅前の旅行代理店でエラく難儀した。
次の目的地にいく飛行機、宿などを手配するのだが、実際に許された時間と、活動範囲が見合うかといった問題もあるし、もちろん予算の問題もある。
旅行代理店のなかで、あーでもないこーでもないと散々あって、どうにかまとまった。
そう、この旅はある程度決めるところは決めてあるが、「走りながら考える」ところも多々あるのである。
目的に優先順位をつけて、出来るもの、やらねばならないものを考えるわけだ。
全部を達成するにはお金も時間ももっと必要となる。
で、一応の目途がたったので、今は近鉄に乗って難波をめざしている。
その車中で時間を有効に使ってのブログアップであります。
今日は大阪の難波に宿をとり、明日は早朝にまた出発する。
明日から、さらに体力勝負となりそうだなぁ。
ボスもかなり「きている」ようだ。
美味しいビールを飲んで早めに今日は寝たいと思います。
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