2012年11月19日月曜日

第3日 名古屋にて


そんなわけで昨晩は高山に宿をとった。

温泉につかって、飛騨牛なんか食べちゃって、結構な贅沢をしたまではよかったけど、やはりどこかでケチがつくものである。

それは何かというと布団でありました。

昨日は和室の畳に3つ布団を並べて寝た。

彼らが
「タタミ・マットレスの上にフトンをひいて寝てみたい」
と言うから、わざわざそのような部屋をとった。

夕食を終えて部屋に戻ると、きれいに布団が3つ、まさに「川」のかたちに並んでいた。

皆疲れていたので早めの就寝となった。

寝て気づいたのだけど、敷布が異様に薄くて、下の畳の感触がモロに背中にくるのだ。

硬いのなんのって。

夜中に何回も起きてしまった。

こんなのあるのかなぁ。

朝起きて彼らに感想を尋ねると、一人は僕と同感で腰が痛かったと。
もう一人は涼しい顔で「良かった」と言う。

良いはずはないんだけど。

まぁそんなこんなで、朝食の後、早めに宿を出た。

今日も日程がタイトなのだ。

まずは高山市内にある飛騨国分寺の境内にある巨大なイチョウを見に行く。

このイチョウは樹齢が1200年以上、樹高も37メートルあるというたいそうな巨木である。

巨木好きな我々は大いにコーフンし盛り上がった。

しばし、巨木を眺め高山を後にした。

そこからが問題だった。

彼らはアーネスト・ウィルソンが撮った100年前の白黒写真を持っていて、それと同じ場所に行ってそれと同じ写真を撮るというのが今回の目的のひとつでもある。

100年前の白黒の写真。
小さく「御嶽山にて」という説明がある程度。

そんな雲を掴むような話で御嶽山周辺を聞込み捜査し、周辺をあたった。

聞込みっていったって、彼らは日本語ができないのでもっぱら僕がこの突拍子もない話を地元の人に尋ねることになる。

あれこれ聞いて、最後に彼らは僕の背後からバカのひとつ覚えのように地元の人に向けて
「アリガトウ」
と言ってニッコリするのだ。


「それはアッチではないか」、「いやそれはコッチではないか」、なんてことをやって、岐阜のみならず長野にも繰り出すことになった。

濁河温泉、王滝村あたりをウロウロして、今日の宿泊予定地である名古屋まで車を走らせた。

車を走らせるのも、もっぱら僕の役割である。

昨日、今日の2日間に限っては代替ドライバーを申告しなかったから仕方ない。

小松空港を出発し、日高に一泊し、名古屋までざっと600キロを走破したことになる。

名古屋に着いて車を返して、ホテルにチェックインしてホッとしたなぁ。

夕食はラーメン、餃子、ビールとあっさりめにしたのだが、ビールがホント沁みたなぁ。



もう疲れて早く寝たい。

しかし、これも貴重な記録としてブログにしたためねばと最後の力を振り絞って書いている。

昨日の高山は山間部ということもあって、電波の受信状態が悪くて、ブログをアップするのもかなり難儀した。

今日は名古屋という大都会だけあって、そのへんのストレスはなくサクサクであります。

さて、これからもう一本だけビールを飲んで明日に備えたいと思います。

明日はどこへ行くと思いますか?

かなり神出鬼没です。

お楽しみに。


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