ユーカリ Eucalyptus
再び国道6号線をはしっていたときのことだ。
道路脇の街路樹を見ると、ちょっと変わった樹が植わっていた。
それはユーカリの樹だった。
コアラが好む樹として知られているように、原産はオーストラリアが中心であるが、要は乾燥して日差しの強い場所で育つ種類が多いということのようだ。
その種類は多くて500種類を超える といわれている。
大きさもマチマチだが巨木になるものも多く、こうやって国道沿いの街路樹に使われているのを見ると十数年後に厄介もの扱いされて切り倒されてやしないかちょっと心配でもある。
常緑樹なので秋に落ち葉で困ることは少なそうだが、その代わりといってはなんだが木の幹肌がパリパリと剥がれ落ちて辺りを散らかすことがある。
そもそも日本に自生していない樹なので、植えることで日本の生態系を壊したり、何かしらの影響があるものと思われ、諸手を挙げて賛成はできないけど、オーストラリアに行かずともまとまったユーカリが見られるというのは興味深いところだ。
北海道大学にあるポプラ並木が有名になって観光客が集まるように、なにか目玉の植物を植えてイメージアップを図ったり、宣伝効果を狙ったりすることがままある。
千葉県にはユーカリが丘という場所があるらしい。
ユーカリの樹が沢山植わっているのだろうか?
一度行って見てみたい。
2 件のコメント:
こんばんは
千葉に何故ユーカリ?
この疑問にお答えしましょう!!
おそらく、この場所は松戸市ですね。
松戸市はオーストラリアのボックスヒルという都市と姉妹都市になりました。(もう、今はボックスヒルという都市はなく、別の名前になっていて、現在もそこと姉妹都市なんだそうですが)
友好のしるしとして松戸市にはたくさんユーカリが植わっています。
松戸市に「ユーカリ交通公園」という公園もあるくらいです。
市史を読んだとき、ユーカリが根付いたら、ついでにコアラも頂いて育てようか、という計画もあったとか。もちろん、実現はしていませんが。
そんなわけで、松戸市のユーカリは友好のしるしなのです。また、松戸の駅ビルは同時の姉妹都市の名前より「ボックスヒル」と名づけられています。
以上、松戸市民の私がお答えしました。
ユーカリが丘の由来は存じません。
ひぐらしさん
イヤイヤ、とても有難い情報ですね。
地元(?)の方ならではの情報で、これを読んだ松戸に詳しくない方も、納得の説明だったと思います。
NHK風にいうなら「ガッテン!!」といったカンジでしょうか。
コアラも連れてきたらば・・・ と想像するとまさに生態系を全く無視した景観がそこに広がる気がしてちょっと怖い気もします。
情報多謝でございます。
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