2009年3月24日火曜日

サンシュ Cornus officinalis
    

   
見シーズンを目前に話題はサクラに集中しがちだが、それ以外にも頑張っている花が沢山ある。
   
春の花の先陣を切って ロウバイ や マンサク といった黄色い花があるが、今咲いている黄色い花が サンシュ である。
   
葉っぱが芽吹く前に黄色い花を樹全体に咲かせるので、遠くから見ると黄金色に輝く不思議な樹に見える。 このことから別名を ハルコガネバナ(春小金花) ともいう。
   
学名からも分かるように、ミズキ科に属するということはハナミズキヤマボウシと同じ仲間ということになるが花そのものはハナミズキとはあまり似ていない。
   
こうやって特徴のある花の咲いている時期の判別は容易だけど、一旦花が散って葉っぱが芽吹いて佇んでいる様から、それが何かを判別するのはなかなか難しい。
   
僕もこのサンシュの夏の姿はすぐに想像がつかないし、ロウバイにしても夏の姿で言い当てるのは難しいように思う。
   
落葉樹は季節に応じてその姿が違うので、興味を持って観察していきたいものである。
  
  

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