花屋さんや園芸店なんかにいくと、鉢植えの花が沢山ある。
いろんな花があって見ていて楽しいが、今日はその中からひとつ。
オダマキ
なんか花の名前っぽくないけど、キンポウゲ科の花だ。
キンポウゲ科はクレマチスやクリスマスローズなど、これまでも花咲ブログで取り上げてきた。
ここでもキンポウゲ科の 理屈 はちゃんと生きている。
まず幾つと定まらずに沢山ある雄しべ。 ウン、ちゃんとそうなっている。
次に、花びらに見える外側のものはガクであって、内側の筒のように立体的に立っている部分が花びら。ナルホド、「なんちゃって花びら」 が実はガクであるというあたりもちゃんとそうなっている。
写真ではうまく撮れていないのだけど、花の後頭部にあたる部分がニョキっと伸びているのだが、これを 距(きょ) という。
距の中には蜜腺が隠されている。この中には蜜が入っているということ。
この距を持っている植物は他に スミレ なんかが有名だ。
さらに別の角度からオダマキをみてみよう。
花咲ジジイがアメリカはコロラド州に行ったときのこと。
車のナンバープレートにオダマキが描かれているものを見かけた。
アメリカのことはあまり詳しくないのだけど、ナンバープレートにはそれぞれの州の特徴をモチーフにしたデザインが施されているようだ。
コロラドはこのオダマキ。
学名は Aquilegia だが、英語名は columbine(コロンバイン) という。
1999年にコロラド州で起きた高校生による乱射事件の舞台となったのが コロンバイン高校 である。そして、その高校があるのもコロンバイン市というらしく、コロラド州にとってはオダマキはとても馴染みがあるものであるようだ。
ロッキー山脈が眼前に迫っており、花咲ジジイはリュックサックを背負ってハイキングをした。
当然、山に咲く高山植物に目を奪われ、キョロキョロし、写真をパチパチと撮りまくって一人で大興奮した。
そこで野生のオダマキも見つけることができた。
これかぁ・・・ と思わずウットリしたことを今でも覚えている。
山の強い風にも耐えるようにこじんまりとコンパクトな姿をして、いわゆるクッション型に縮こまっていた。
辺りは瓦礫に覆われていて土は見当たらなかったが、恐らく瓦礫をかきわけるようにして長い根を伸ばして水分や養分を吸い上げているのだろう。
辺りは瓦礫に覆われていて土は見当たらなかったが、恐らく瓦礫をかきわけるようにして長い根を伸ばして水分や養分を吸い上げているのだろう。
園芸品種としてお花屋さんでみるのも花には違いないが、実際に育っている場所にいって見る野生の花には有無を言わせぬ力強さがある。
1 件のコメント:
西洋オダマギですね。初夏に種を撒いて咲くのは1年後以降。夏はあまり日を当てると死んでしまう。家でも随分種を撒いて育てていますが、未だに咲きません(獏
今年は咲いてほしいです。
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