2009年2月8日日曜日

クレマチス Clematis
     
    
昨日 クリスマス・ローズセツブンソウ はキンポウゲ科ゆえ似ているのだ、てなことを書いた。
    
キンポウゲ科は諸説あるが Common Flowers of Flowering Plants (Hickey&King) によると58属1750種あるということになっている。
   
トリカブトデルフィニウムアネモネニゲラ・・・あたりが知られているが、クリスマス・ローズとキンポウゲ科の人気を二分するのが クレマチスではないだろうか。
   
クレマチスは品種改良によって、かなりの種類があって、その全てを言い当てられる人はよっぽどの専門家だろう。
クレマチスの何かだろう くらいで十分だと思うので気楽に考えることにしよう。
    
で、近所を散歩していたら、上の写真のごとく、何やら壁一面になにか植物が這っていた。
這っていたというよりむしろ垂れ下がっていた、といった方が的確かもしれない。
   
近づいて見てみると、それはクレマチスだった。
花は小さいし、4枚の花びらも雄しべも雌しべも白いので、なんともパンチに欠けるというか、控えめな印象だ。
   
ここで間違いに気付いた方、スルドイ!
    
4枚の花びらと書いたが、クレマチスは花びら(花弁)は退化してしてしまって、花びらに見えるこれはガクなのでございます。
昨日のクリスマス・ローズも、セツブンソウもあれは花びらではなくてガクなのだ。
    
ちょっとビックリだね。
でもそういうことになっている。
   
そういう目でみると下のピンクの小さいクレマチスは花びらではなくてガクに見える。
    
品種が多くてとてもついていけないのだが、それでも散歩で見つけたクレマチスはアンスンエンシス(C. anshunensisと分かった。
   
その多様性をご覧頂こうと思って下に3枚の写真を付けてみた。
これら全てクレマチス。 クレマチスの何か。
いいんじゃぁないか、そんな感じのユルさで。
     
    
因みにアンスンエンシスは今咲いている冬咲きのクレマチスだが、それ以外の3枚の写真は昨年春に撮ったものなので今はまだ見つからないハズ。
   
    

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

たくさんのクレマチスの写真、ありがとうございます。私はシンプルな4枚のガクが好きですね。
ところでキンポウゲ科のRanunculaceaeのRanaはカエルのことであり、葉がカエルの手足に似た形という意味をもっています。そういえば、ケロッコデメタンに出てくる女の子のカエルの名が「ラナタン」だった。。
→古い子供向け漫画。結構暴力的。

匿名 さんのコメント...

クレマチスもクリスマスローズも同じ種類なんですね。いわれてみてなるほどといった感じです♪今年クリスマスローズをはじめて手に入れてその魅力に引き込まれてましたが、クレマチスも花ビラじゃななくてガクなんだと聞いてなるほど~と思いました。園芸店の方からクリスマスローズは花びらじゃなくてガクだから花が咲いている期間が長く感じられるんですよって教えてもらっていたばかりだったからです。
雄しべと雌しべが「幾つ」と決まっておらず適当に沢山ある のがキンポウゲ科の特徴のひとつなのである。→この適当にいっぱいあるっていう表現もとってもユニークですね♪花咲ジジイさんの解説とってもわかりやすくて私好きです♪クリスマスローズのことそんなで色々調べていたのですがどうやら品種改良されていく中でイギリスでクリスマスの時期に咲く花ということで名づけられたところから来ているとのことでした。。。日本では確かにいつもクリスマス終わってから来てますものね(^^)

匿名 さんのコメント...

キンポウゲ科って何でもありですね。1年草から球根まで..どうゆうくくりでやっているのか不思議です。動物系の分け方となんだか違う。まあ、魚のスズキ目と似たようなモンだろうか..

匿名 さんのコメント...

皆様 とても高尚、かつ好意的なコメントを有難うございます。
僕も負けずに勉強せねば、と焦りを感じてしまいます。

<ひるがおさん>
僕はクレマチス・モンタナが大好きです。薄いピンクの小さな花がウワーっと沢山垂れ下がる様はタメ息モノです。
ラナタン懐かしい・・。みつばちハッチも似たカンジの暴力的アニメだった気がします。

<Yumiさん>
普段、自分が聞いたり出会ったりする情報が花咲ブログで「繋がる」というのは、まさに花咲ブログが目指すところです。
なるほど~ は最も嬉しいコメントです。
有難うございます。

<ぴーさん>
いつもスルドイ話題の投げかけを有難うございます。僕は植物学者ではなく、あくまでもガテン的肉体労働園芸好きということで、言っていることに矛盾や誤りがあるかもしれませんが、そのときはまた御指導ください。