ヒマラヤユキノシタ Bergenia stracheyi
人の手のひらよりもやや大きい葉っぱが特徴的な、ヒマラヤユキノシタ。
常緑で春先にピンクの花が咲く。
でも年末にさるお宅に手入れにうかがった際、もう既にご覧のように花が咲いていた。
最近はサツキもチラホラと咲いているやつがいたりして、明らかに何かが狂っていると思わずにはいられない。
好みなんて人それぞれ異なってしかるべきで、ここであまり云々いっても始まらないが、ぼくはこのヒマラヤユキノシタが あまり好きではない。
理由は明快で 手入れが面倒 だから。
あまり正確ではないので、言い換えると キレイに保つのが大変 ということになろうか。
葉っぱは確かに常緑で年間を通して枯れないが、実は新しい葉っぱがどんどん生えてきて、古い葉っぱは新しい葉っぱの下で茶色く枯れる。
その後、色は茶色から黒っぽく変化して、カサッカサの乾いた枯れた葉っぱになる。
これは見苦しい ので取り除きたいのだが、枯れているくせに葉っぱは茎に強固にくっついていて、ヘタに引っ張るとその株ごと地面から離れてとれてしまう。
根は浅いのだ。
これを避けるためには葉っぱ一枚一枚丁寧にハサミで切り取らねばならず、コレが結構な手間なのだ。
伝わりにくいとは思うが、ともあれ手が掛って大変なのだ、と覚えておいていただきたい。
2~3株ならなんてことはないが、これが辺り一面となるとかなりヘタってしまう。
短気を起こして引っ張ると、株ごと抜けてしまう。
・・・そんな庭いじりの忍耐を学ぶにはもってこいの植物なのである。
2 件のコメント:
葉が全くないサツキに花がちょっとだけ咲いているのを最近よく見かけます。
温暖化のせいで日本の美しい四季も乱れてきているのだろう。
お正月も終わるのだから、街中にやたらとつけているイルミネーションも終わりにしてほしい。
植物は話さないけど、じっと耐えていてかわいそう。
明日から通常通りにお勤め再開される方が多いと思います。
来週末の3連休を終えれば、また何事もなかったかのようにイルミネーションなどもなくなると思われます。
冬至も過ぎて、日は1日ごとに長くなり、本当の春はもうすぐです。
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