えー・・・何から話したものかなぁ。
イギリスに行ってきます、「木登り」をしに。
何やら唐突だけど、今月末から7月一杯イギリスに行ってくることにしました。
滞在先はキューガーデン。
話は長くなるので割愛するけど、簡単にいうとボスから「手伝ってほしいことがある」ということでキューガーデンに行くことになった。
しかしボスの用事といったって、朝から晩まであるわけでもないので、空いた時間を有効活用すべく「高木チーム」、わかりやすく言えば「木こりチーム」に入ってキューガーデンでの高木管理の仕事にあてることにした。
キューで学んだ3年間のなかで、僕はラッキーにもこの高木チームで3ヶ月を過ごすことがあった。
そしてあらためて、樹木の素晴らしさ、愉しさ、奥深さを実感した。
木こりといったのは、あながち嘘ではなくて、木に登ったり、木を切り倒したり、まさに「男」の世界だった。
チェーンソーを扱うチームリーダーを見て、心底カッコ良いと思った。
イギリスではチェーンソーを扱うには免許がいるが、この資格もチーム所属中に取得した。
木登りといったって、地上数十メートルの樹木に登るのだ。
登山のように、ハーネスとロープを使って、安全にそして効率よく登って行く。
僕はこれが大好きで、仕事であることを忘れて木登りを楽しんだ。
しかし、これは単なる遊びではない。
申し上げているように、いかに安全に効率よく木に登るかという点において、とても合理的な技術だと思う。
一方、日本の植木屋さんはどうだろうか?
安全帯を使うケースもあろうが、基本的にはフリークライミングといって、地下足袋イッチョでスイスイと登って行く。
落下することもあるだろうし、目的の枝に手が届かない場合もあるだろう。
ときどき木から落ちて大怪我をした植木屋さんの話を耳にすることがある。
イギリスをはじめ、欧米ではありえないことだ。
別に外国かぶれというのではない。
良いものは良いわけで、良いものは積極的に受け入れてはどうだろうか。
そんなことをずっと考えていた。
そして、今回期せずしてそのチャンスが巡ってきた。
キューガーデンの木こりチームにみっちり1ヵ月シゴいてもらおうと思っている。
そして自分自身が安全に楽しく木に登る術を身につけたいと思う。
キューガーデンを離れて7年近くになる。
7年経って、またキューガーデンに一か月という限定期間ながら舞い戻ることにも、とても興奮している。
昔の仲間と一緒にまたあの日のように働けるのだ。
仕事が終わったらパブに繰り出したりして、積もり積もった話もできるだろう。
また新たなネットワークが広がるかもしれない。
そんなビッグプロジェクトを間近に控え、今はとてもコーフンしております。
もちろんやるべきことは山積みなので、そちらもぬかりなく・・・。
5 件のコメント:
先生、英国からのブログも楽しみにしていますね。
留学のブログの更新もありがとうございました♫
こちらを読んでいるので、先生の7月の英国滞在リポートが、いっそう臨場感に溢れたものに感じられそうです。
ホテル住まいってわけではないので、通信環境がどうなるのか・・・。
できるだけ「毎日更新」にこだわって最新情報を発信していきたいと思っています。
キューガーデンに1ヶ月ですか。
いいですね。
と言うよりか羨ましくさえもあります。
キューガーデンでヒマラヤの青い芥子に
よく似たお花を見た事があります。
感動のあまりスケッチしました。
丁度今頃の季節でしたが今年も咲いているでしょうか。
英国の諸々やキューガーデンからのアップを
楽しみにしています。
ひと葉さん
有難うございます。
メコノプシスMeconopsisでしょうか。
一昨年は5月末くらいに咲いていたような・・・
注意して見ておきますね。
当時の、木こりチームで毎日興奮気味なジジイ様の日記風メールを思い出しました。
古巣でリフレッシュすると共に新しい発見や学びがたくさんあらんことを祈念いたします。
おいしいビールをたくさん飲んできてください。
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