昨日は溜池のアメリカ大使館付近にいた。
植物品種保護戦略フォーラムというやや固苦しい名の会合があったのだった。
元千葉大学大学院教授の三位正洋先生による
「海外遺伝子資源の利用による植物品種、花卉品種の開発について」
という特別講演があったのだけど、これは凄かった。
さすが天下の千葉大の先生であります。
その知識と経験にただひたすら圧倒された。
さらに、自分がいかに器が小さいかと思い知らされた気がして黙るしかなかった。
ところで、そのフォーラムが開催されたビルの玄関付近には、多くの報道陣が取り巻いていた。
ハテ、なんだろう、とは思ったけど、さして気にも留めなかった。
家に帰ってニュースを見ていたらば、軽はずみなつぶやきをして話題になった参事官の所属する復興庁がそのビルに入っていたのだった。
なるほど~。
ビルから外に出てみると、雨はまだ降っていた。
右手奥にはアメリカ大使館。
目の前には背の低い街路樹が植えられていたのだけど、赤い花が咲いていたのがとても目立った。
すぐにアメリカデイゴ Erithrina crista-galli であると分かった。
だって、こんな色の花を咲かせるヤツはそんなにいないもの。
雨打たれたせいか、花柄が濡れた道路に落ちていて、それはそれでキレイだった。
アメリカデイゴの街路樹というのも珍しいなぁ・・・
そんなことをボンヤリ考えてながら歩いていて「!!」と閃いた。
アメリカ大使館前だからアメリカデイゴなのでは?!
なにやらとても良いところを突いている気がしたが、冷静に考えるにアメリカデイゴの「アメリカ」はUnited States of America のアメリカではなく、南米のアメリカでした。
惜しい。
でもこれでまた新たに自分の頭の中の「都内植栽地図」にアメリカデイゴが加わった。
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