かなり主張の強いやつである。
草丈が1メートルを超える。
さらにはハアザミという名が付いているように、葉も苞もとげっぽい。
そして紫色と白のツートンという花序がまたなんとも個性的であります。
見たことあるでしょ。
ハアザミともいうし、あるいはアカンサス Acanthus mollis ともいう。
人によってはアカンサス・モリスと属名と種小名をセットで呼ぶ場合もある。
主張が強い分、人の記憶に残りやすいのかもしれない。
花の構造を見てみるというのも面白いだろう。
紫と白のツートンなんだけど、恐らく白の部分が花びらで、紫の部分が苞(ガクに相当)なんだと思う。
紫色の苞を指でそっと持ち上げてみると、中には雌しべが一本すっと伸びているのが見えた。
そして脇をまだ熟していない雄しべが固めていた。
察するに雌しべが先に熟したのちに雄しべが熟すことで自家受粉をさけるタイプの花なのだろう。
あくまでも観察に基いて想像でモノを言っているので、間違っていたらば指摘してください。
小さいころスカートめくりなんてのがあった。
今、この歳でそんなことをしたらば犯罪だが、アカンサスの苞をそっとめくって中にある雄しべと雌しべの様子をみるのは全く問題ないと思う。
是非、苞をめくって好奇心を満たしていただきたい。
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