2011年3月22日火曜日

Chin up and keep smiling
     

地震から10日以上が経ったが、いまだに余震はほぼ毎日あるし、原発問題も予断を許さない。
加えてガソリンは入手しづらくなったし、牛乳、パン、米、卵などがスーパーから姿を消した。
政治も不安定だし、円高、株安など経済的にも良い話はない。
親しい友人の住む浦安も液状化現象とやらで生活がままならない。本当に同情の言葉もない。
・・・・どのようにこの災害を収束するのか、と考えるとなんとも暗澹たる気分になってしまう。
   
あの日以来、海外の友人たちからメールが頻繁に届くようになった。
彼らは津波が町を飲み込む様子などかなり衝撃的な映像を見ているので、そこに花咲ジジイがいるのではないかと思って心配してくれているようである。
一応、東京と東北の位置関係なども含めて近況報告の返事をしたが、次は原発の心配をしてくれている。
有難い限りである。
   
そんな彼らのメールによく見られるフレーズのひとつに
chin up という言葉がある。
   
訳すなら 元気を出して というような感じだと思う。
よく必須英熟語××× などのタイトルがついた本の類に載っていると思うのだが、実際にこの言葉を使っているのを聞いたことがなかった。
でも幾つかのメールにこのフレーズを見掛けると ああ、本当にこうやって使うんだ とヘンに納得してしまった。
   
今まで聞いたことがなかったのは、単に自分がハッピーな暮らしをしてきて、そんな言葉をかけてもらう必要がなかったからなのかも、とも思う。
  
気持ちが沈んだときに、親身になってかけてくれるこういう言葉は本当に胸にしみる。
   
散歩していたらば紫色のツボミを見つけた。
最近見かける早春の花は黄色が圧倒的に多いので、紫色はかなり目立つ。
   
これは ムラサキハナナ Orychophragmus violaceus である。
ツボミに細かい毛が生えているのが面白い。
   
サクラの咲く頃、千鳥が淵の辺りはサクラのピンクナノハナの黄色、そしてムラサキハナナの紫色と入り混じってなんとも賑やかになる。
あと2週間くらいかなぁ。
   
気持ちはなかなか上がらないけど、こういう春のサインを見つけると 頑張らなきゃ と思えてくる。
Chin up and keep smiling
  
  



0 件のコメント: