突然ですが、この濃い紫の花は何でしょう?
そんなの簡単、パンジーでしょ。
そうなんです、パンジーなんです。
それはそうなんですが、このパンジーはそんじゅうそこらのパンジーとは訳が違う。
今日はビックリですよ。
いいですか?心の準備は?
それでは発表します。
このパンジーがスゴイのは、なんとこのパンジーは木の幹に住処を構えて元気に生きているのであります!!!
えっ?何??言っている意味が分からない ですって??
ごもっとも。
それには写真を見てもらうのが一番手っ取り早い。
どうです。
木の幹、地上からおよそ2.5メートルの高さにこのパンジーは育っているのだ。
他人の敷地内なので塀によじ登って観察するわけにもいかないのだが、外から見る分にはそのパンジーは木の幹ちょっとしたくぼみに溜まった僅かな土に根付いているのだと思われる。
なんでまた、こんなところに・・・と思わなくもないが、まず考えられるのは ここに住んでいる人がわざわざこれをここに植えた、ということ。
でもそれはちょっと考えづらい。
何故なら普通は花は植えたら鑑賞したいというのが人情というものであり、こんなところに植えても鑑賞はしにくいからだ。
さらにこんなところに植えようなんてキテレツな発想は普通の人には浮かばないだろう。
となると、あとは鳥が種を運んだ ということになろう。
鳥は色んな木の実を食べて色んな場所を移動する。
種を食べて一部消化されなかった種が飛んでいった先で糞にまぎれて落ちるということは、植物がそのテリトリーを広げていく過程ではママあることなのである。
それにしてもよくこんなところで花を咲かせるほどにそだったよなぁと労をねぎらわずにはいられない。
そして、よくこんなところに咲いているパンジーに気付いたよなぁという花咲ジジイの植物観察眼もなかなか大したものである。 オッホン。
実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2010年3月15日月曜日
オドロキ・モモノキ びっくりパンジー
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3 件のコメント:
花咲ジジイさんの「植物観察眼」もさることながら、やはり植物の生命力には驚きました。まるで沖縄で見たランのようですね、木の幹に根っこをからませ水分などをもらってる・・・。
パンジーの根はやさしいのでこれからの春風や大雨にどれだけ持ちこたえられるかハラハラします。
よくぞ素晴らしい画像を見せてくださいました。
パンジーの種は熟すとそこそこはじけるんですが、こんなとこまで飛ばないでしょうね。
部屋の中で採ったものを乾かしていたら1メートルくらいは飛んでしまったことありますが...実もついていないし、鳥は持っていかないかな?
これはすごい!
生命力にビックリですね。
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