これまで何回か取り上げたことがある某喫茶店の店先の盆栽が入れ替わっていた。
白い花がワーッと咲いている、これは何かと思ってよく見てみると、それは ユキヤナギ Spiraea thunbergii であった。
ユキヤナギが咲くにはチト早い気がするけど、恐らく鉢が屋内の暖かい場所にあったためではないかと思う。
ユキヤナギは花咲ブログでも2008年3月25日に取り上げてあるので是非比較してみていただきたい。
ユキヤナギは滝の水のように「しだれる」雰囲気がユキヤナギのユキヤナギたる由縁であると思う。
実際、ヤナギの枝を思い出していただければ、枝がしだれているのが分かるだろう。
この盆栽のユキヤナギの花のつきかたは確かに見事なのだけど、盆栽という小さい世界にまとめられてしまった結果、ユキヤナギらしいしだれる様子が見えなくなってしまっている。
人は何をもって植物の名前などを判断しているのかといえば、花、匂い、色などの特徴を見分けているのだと思うのだけど、全体の姿もその判断基準のひとつだろう。
そうなると、しだれているはずの枝がしだれていないと、それがユキヤナギであると判断するのにちょっと時間が掛かってしまうと思うのだけど、いかがでしょう?
回りくどくなってしまったが、簡単に言うとこの盆栽のユキヤナギはユキヤナギっぽくないってことね。
4 件のコメント:
私もそう思います。
日本人が昔から持っている「○○らしい」というイメージは大切にしたいですね。
例えば、山吹色と言えばみんなが共通する黄色が思い浮かぶように、そういうのはずっと大切にしていきたい文化のような気がします。
ちょっとオーバーだったかな…。
失礼、改行していたら既にアップされていました。
ところで昔「赤いスイトピー」という歌がありましたが、
これはスイトピーにもともとある色なのですか?
黄色のスイトピーは人工的に作られていると聞いたことがあります。
庭の雪柳はまだまだですwww
水戸だと桜と一緒かな?
彬さん
「赤いスイートピー」は品種改良の結果、割と最近出来たものだと聞いたことがあります。こんど調べてみますね。
vさん
東京でもユキヤナギはまだですよ。
ブログのものは植木鉢で普段暖かい場所にあったからではないかと。
春が待ち遠しいですね。
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