この前、サトイモを真っ二つに切って、アレコレと解説をしてみた。
今日はタマネギ Allium cepa である。
これもスーパーで買ったあと、しばし台所に放置していたら、ニョキッと青い芽が飛び出てきた。
この前のサトイモは球茎といって、茎だった。
さて、ではこのタマネギは何ぞや?!
茎か、根か、葉か?
正解は鱗茎といって茎ではあるのだが、我々が普段食べている部分は鱗片葉といって葉っぱが栄養を蓄えて肥大した部分である。
タマネギの茎は下の部分に平べったくなっている部分(黄色の丸部分)で、この周りに鱗(うろこ)のように葉っぱが付く。
この栄養を蓄えて肥大した葉っぱを鱗片葉(りんぺんよう)という(オレンジ矢印)。
でもって、根っこ はタマネギの一番下にちょろりんと生えている(ピンク矢印)。
平べったい茎からは、やがて細長い茎が伸びてきて、最終的にはその先端に花をつける。
これがネギ坊主ってやつである。
・・・というわけで、酢豚なんかに入っていてお馴染みのタマネギは 葉っぱ の部分であったのである。
ご存知でした??
案外、深いでしょ、タマネギ。
1 件のコメント:
私もときどき放置してしまい、写真のような状態にさせてしまいます。
身近な植物(食材)なので興味深いです。
球根みたいなものかと思っていましたが、土の中に埋まるのは根っこのヒゲ部分だけなんですね。
水栽培も可能?
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