知って得する学名
おっ、ちょっと珍しいぞ。
植木鉢には トラフアナナス と書いてあった。
模様がトラ(虎)で、縞々になっているのがフなのでトラフなんだろう。
ではアナナスとはなんだ?
パイナップルの学名を Ananas comosus という。
このトラフアナナスの学名は Vriesea splendens といって全くアナナスではないが、科はパイナップル科 BROMELIACEAE に属す。
なので アナナス なんだろう、多分。
トラフアナナスは学名を使った和名といったところだろう。
なんかややこしいね。
学名といって身構える人も多いと思う。
ラテン語なんて実際に使う場もないので、やけにハードルが高く感じられるのも無理はない。
でも、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語などヨーロッパで使われている言語はラテン語に通じていることがある。
あれは確かオランダに行ったときだったと思う。
花咲ジジイは高価なレストランというより地元の人が集う地元の安くて美味しいいわゆる現地メシを好むのだが、地元向だけあってメニューは地元の言葉で書いてあることがほとんどである。
ここでは想像力を豊かにし、自分のボキャブラリーを最大限に動員してメニューに目を通す。
メニューの上から見ていく。
一行目・・・・分からん
二行目・・・・分からん
ちょっと絶望的な気分になってくるが、こうなってくると次の手がかりは値段である。
メニューから店の相場のお値段の見当を付けて、それと比べて高めだからこれは良い肉なんじゃないか、とか。
そのときメニューで目に留まったのが Ananas だった。
あっ、これ知ってるっ!!!
ちょうど前の週に学名の試験に備えてパイナップルを暗記したばかりだったのだ。
なんか、嬉しかったなぁ、あの時は。
4 件のコメント:
今、アロマ、ハーブの試験勉強で学名を覚えるのに必死です・・・^^;
でも語源がわかるとなるほどな、と思ったり、面白さもあります。
日記のようにどういう植物なのか推察できるようになったらもっと楽しいですね。
sienaさん
学名は理屈でなくて、丸暗記する部分は確かにあります。
でも「科」「属」「種」の「種」には意味がありますので、それは意味を理解しながら覚えると頭に入りやすいですよ。
イタリア語でも果物のパイナップルはアナナスだよ。ち。
おおっ、イタリア語もですか。
広い意味でラテン語圏ですからね、納得。
情報感謝です、匿名さん(ち)。
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