暮れということで飲みに行く機会も多いのではないかと思う。
この前行ったイタリア風居酒屋のトイレにはコルクが無造作に積み上げられたデコレーションがしてあった。
オッと思って写真を撮った。
ちなみにトイレに行くのにカメラを持っていったわけではない。
オッと思ったので、わざわざカメラを取りに戻って出直したのである。
なんと熱心な。
コルクをまじまじとみたことがあるだろうか?
コルクって何から出来ているんだ?
ちゃんと知っている人はどの位いるだろうか。
ご存知の方には申し訳ないが、一応説明しておくと、コルクはコルクガシ Quercus suber という樫の木の仲間の樹皮から出来ている。
この木の樹皮をムキムキッと剥いて、それを打ち抜いてコルク栓が出来るのである。
全世界のコルクの生産の50%以上がポルトガルで行われ、それ以外もイタリア、スペイン、ギリシアなど地中海地方で生産されている。
すなわちこのコルクガシは地中海の気候でないとちゃんと育たないということだろう。
写真は花咲ジジイが以前ポルトガルに行ったときに見かけたコルクガシ。
見事にムキムキされている。
樹齢20年経ったところで、最初のムキムキが行われて、あとはおよそ9年ごとにムキムキされ、樹齢250年くらいまで収穫が出来るのだという。
これを数式で表すと
(250-20)÷9=25.5
となり、コルクガシはその一生のうち、およそ25回もムキムキされることになる。
これをムキムキの定理という。 憶えておいて損はないっ。
それがこの写真。
コルクの産地とワインの産地がシンクロしている点も興味深い。
それにしてもワインを買うと、コルクには大きく3種類あると思うのだけどどうだろう。
花咲ジジイは飲むのは好きだけど、ウンチク豊富なワイン通では決して無いので経験からモノをいっている点をご容赦いただきたい。
その3種類とは
①コルクが継ぎ目なくひとつであるもの
②コルクが継ぎ接ぎだらけの合成したもの
③色・形はコルクっぽいが、プラスチックのナンチャッテ・コルク
一概に言えないが、どうもワインの価格、ワインの味も順位を付けるとすれば①②③の順番になっている気がするのだけど気のせいか?
安くて美味しいワインを・・・ なんていって安いワインを買ってきてコルクを開けようとして③だったりすると 「やっぱりか・・・・。 安かったからなぁ」 なんて思ってしまうのだけど間違っているかなぁ。
最近はスクリューキャップのワインや、ペットボトルのワインなんてのもあるので、ワインの世界もかなり多様化してきている。
おっと、コルクの話から逸れてしまった。
暮れではありますが、飲みすぎにゴチューイを。
6 件のコメント:
hallo masaya-san;
first visit to your blog, and will visit often! didn't we go to a cork plantation in spain with our kew diploma course?? my memory is hazy...
wow! How nice to hear from you J!
Do you read Japanese OK? I don't think that we went to a cork plantation at the time. Maybe you had too much wine.....
Hi Jeeun.
After I sent out last messege, I had a second thought. I think you're correct and we certainly did go to the plantation. It could be me too much wine.
ムキムキの定理・・・メモりましたっ!
(^^)ゞ
アルさん
試験に出ます!
i fondly remember the wine. not hazy about that!
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