葉っぱの話
とても大きなタイトルを付けてしまったことをちょっと後悔している。
何故なら葉っぱにはその種類、役割、特徴などなど語るべきことが山ほどあり、とてもこの花咲ブログの1日分で語れるシロモノではないのである。
そこで、今日はさわりもさわり、軽~くサラリと流してみたい。
この葉っぱは何の葉っぱかお分かりでしょうか?
紅葉した真っ赤な色が美しい。
そう、これはナンテン Nandina domestica でございます。
今、ドウダンツツジも燃えるような赤い色を放っているが、それと双璧ともいえるだろう。
この葉っぱにはちょっとした特徴がある。
それは小さな葉っぱ(小葉)が幾つか集まって、あたかもひとつの葉っぱのようになっている。
これを複葉という。
さらにその小葉の数が奇数枚なので 奇数羽状複葉 という。
もちろん偶数羽状複葉の植物もある。
もう一枚の写真を見てもらおう。
これはなんでしょう?
そう、これはサンショウ Zanthoxylum pipieritum である。
これも典型的な奇数羽状複葉である。
ただナンテンとの大きな違いは、葉の色にある。
かたや真っ赤、かたや渋い黄色。
ナンテンはメギ科、サンショウはミカン科。
いずれも気の利いた和食の店にいくとお皿の飾りとしてナンテンやサンショウの葉っぱがでてくることがある。
そこで 「これは複葉といってね・・・、しかも奇数でしょ・・・・」 なんていう話をすれば植物に明るいステキな人ということで一躍人気者になれること間違いナシである。
イヤ、うっとうしがられるか・・・・。
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