庭と敵
この前 小石川後楽園 に紅葉を見に行ったときの写真。
これは一体なんでしょう?
冬枯れの芝生の上にウネウネとした不思議なパターンが描かれている。
花咲ジジイが思うに、これは恐らく モグラ ではないかと。
それを確かめたわけではないが、まず間違いなかろう。
こうやって折角手入れをした芝生が一晩で痛んでしまう、とすれば、モグラはにっくき庭の敵となろう。
彼らは地中にいるので、なかなか駆除ができずに厄介だと思う。
彼らが嫌う超音波を発する機械を設置して近づけないようにする、なんてのは聞いたことがある。
庭には色んな敵がいる。
アブラムシやケムシなどの虫だけではない。
ロンドンでは、ナントあんな大都会なのに Budger というアナグマがいる。
彼らは鋭いその爪で芝生をメリメリっとめくりあげて穴を掘って巣を作ろうとする。
英国では動物保護がかなりやかましく 駆除 とはならない。
黙ってどこかへ行ってくれないか、と祈るのみである。
他には リス も敵だ。
折角植えた球根も、彼らの冬のエサとして掘り返されて持ち去られてしまう。
リスは 頭があまり賢くない(=バカ) ので、冬の間の食料として自分で埋めた球根や、ドングリの場所を忘れてしまう。
それらが春になると芽吹く。
すると オッ、こんなところにこんなものを植えたっけなぁ と驚くこととなる。
他には ウサギ も敵だ。
英国で初めて野生のウサギを見たときは うわぁー、カワイイなぁ、ピーターラビットの世界だなぁ、メルヘンだなぁ と感激したものだが、それが自分で畑を持って野菜を育てるようになってから、その感情が憎しみへと変わった。
作る野菜を片っ端から食っちまうのである。
一度学校の畑でウサギを発見したときには、クラスの皆で手を繋いで列を作って、徐々にその列を狭めて ウサギ追込み作戦 を展開したが、彼らのすばしっこさはなかなかのもので捕獲には至らなかった。
そして彼らは、ピーターラビットそのまんまで、キイチゴの鋭い棘の守る家に住んでいるので、その棘に逃げ込まれると我々人間は手が出せない。
日本だと、カラスだろうか。
あるいは最近はイノシシとか、サル、カモシカなどの被害も聞く。
世の中、生態系に感謝して自然にありたいものであるが、時として庭には意外な敵が存在するものである。
1 件のコメント:
私の車で最初に轢いてしまった動物はアナグマでしたwwその後はタヌキww
この頃は都会でも野生動物多いので注意です。
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