セイヨウヒイラギ Ilex aquifolium
12月06日の花咲ブログでヒイラギについて書いた。
その日、じゅんぺいさんから頂戴したコメントには 「クリスマスを彩る赤い実をつけるアレですか」 とあった。
ヒイラギってんだから、こんがらがっちゃうのも頷けるのだけど、ヒイラギとセイヨウヒイラギは別のものなのである。
ヒイラギは Osmanthus heterophyllus でモクセイ科
セイヨウヒイラギは Ilex aquifolium でモチノキ科
ということで違うのだ。
クリスマスで引張りダコなのは後者のセイヨウヒイラギなのです。
ヒイラギという意味では似ているが、学名を比べると違いは一目瞭然。
学名からすればヒイラギとセイヨウヒイラギは結びつかないけど、ヒイラギ、キンモクセイ、ギンモクセイ、ヒイラギモクセイあたりがシッカリと結びつく。
そういう目で見ればモクセイ科のやつらは、花の付き方や芳香を放つ点などが似ているなどの共通点も沢山見えてくる。
セイヨウ(西洋)と付くのは他にも
セイヨウアジサイ、セイヨウカナメモチ、セイヨウキヅタ、セイヨウキョウチクトウ、セイヨウバクチノキ、セイヨウハコヤナギ、セイヨウミザクラなどなど沢山ある。
それぞれセイヨウが付かないものがあるので、それらが同じ仲間なのか、別物なのかちょっと興味があるところである。
4 件のコメント:
ジジイさん、疑問に答えてくれてありがとうございました!
これです、これ。セイヨウヒイラギというベツモノだったのですね。
モクセイ科のヒイラギの花のつきかたでは、このように赤い実がぽちっとつくわけがないですね。
でも、世間一般的にはヒイラギと言えば「セイヨウヒイラギ」を想起してしまうのではないかしら(私だけ?(^_^;))。
花屋では何と呼んで売っているのか調査してみようかな、と思いました。
私もヒイラギと言えば赤い実の・・・でした。ややこしや~。
ちなみに今取り掛かってる課題のゾーニングで、セイヨウナンテンなるものを見つけて使用することにしました。
実は違う科だとか出てくると何をもって西洋と名づけるのか・・・。
あっ!花(鼻)が高いから西洋!?・・・違うか。
じゅんぺいさん
疑問解決、良かったです。
花屋さんで何と呼ばれるか・・・・
これは花咲ジジイの勝手な推理ですが、花屋さんではセイヨウヒイラギしか取り扱わないので「ヒイラギ」「セイヨウヒイラギ」ともに「セイヨウヒイラギ」を指しているのではないかと。
というのは、ヒイラギは花期は短く、それほど花材としてエキサイティングなものでもないので花屋では扱いがないのではなかなぁと思うからです。
花屋さんの方、違っていたら教えてください。
アルさん。
セイヨウナンテンも全くナンテンとは異なりますね。
ただなんとなく見た目とか花の時期とかで「セイヨう~」と付けているのではないかと思います。
これも違っていたら教えてください。
かいがらむしが付いて困っています(涙
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