考えてみれば日本という国もちょっと不思議なところがある。
家を建てたいと思えば、建築基準法やら、都市計画法などに従う範囲で好きな家を建てることができる。
なので、ドイツのお城風、和風古民家、現代モダン風、などなど家屋のスタイルは本当にバリエーションに富んでいる。
こんな国はあまりないのではないかと思う。
街の景観をトータルで考えて、そこに規制をかけて統一感を保っている国や地域の方が多いのだと思う。
ここが日本の日本らしいところでもある。
なので外壁を何色に塗ったって良いじゃないか、なんてことにもなってくる。
かなり昔の話だけど群馬県で某家電量販店が目に染みるようなド派手な色のビルを建てて裁判になったり、はたまた「ぐわしっ!!」というセリフで有名な漫画家の家が近隣と著しくバランスを欠くといってこれも裁判沙汰になったっけ。
たまたま通りかかった家も、とても目立つ色に塗られていた。
家屋のスタイルとしては、その一区画が全て似たようなスタイルで、色もまちまちなんだけど、このブルーの家だけなんとなく浮いていた。
浮いていたのは家の色だけではない。
よほどの園芸好きなのだろう。
植木鉢が何やら沢山置いてあった。
一応、前の方は低くしてあって、後ろに行くに従って高さが出るような工夫までしてある。
さらには手すりの上にはプランターが置かれ、その上にはハンギングバスケットがぶら下がっている。
しかもそれぞれが家屋のブルーと合わせてあるという懲り方。
しかし造花のリースあり、色あせた七人の小人あり、と賑やかなんである。
ぽかーんと口を開けてしばらく見入ってしまった。
なかなかコメントし辛いものがあるけど、ひとつ間違いなく言えることは
「このお宅は植物を愛し、園芸好きな人なのだ」
ということ。
どんな花を植えるか、どんな器を使うか、どうやって配置するか・・・
それは人ぞれぞれなんだな。
なんか圧倒されちゃったよ。
2 件のコメント:
鮮やかなブルーの家ですね。目立ちそうですね。鉢植えが沢山あると水やりが大変だろうなあと思いました。植物園芸が好きな方なのでしょうね。感性は人それぞれですね。
みさきさん
コメント有難うございます。
鋭いですね、確かに水遣りが一番難儀だと僕も思いました。
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