2月11日、建国記念日。
今日は国民の休日ということでいつもとちょっと趣向を変えて。
今もっともチケットの取れない落語家といえば立川談春といわれているらしいのだけど、幸運なことにこのチケットが当たった!
ということで今日はどんよりとした曇り空の下、文京区のシビックホールに出かけてきた。
抽選で当たって、さらに抽選で無作為に選ばれた席は前から5列目。
スバラシイ。
初・談春はやっぱりすごかった。
知らぬうちにグイグイと引き込まれて、目の前にあたかもその光景が広がるようだった。
口は悪いのだけど、かえってそれがリアルな感じもして。
前座の人もプロの噺家で上手いんだけど、明らかに談春とは大きな開きがある。
これっていったい何なんだろう、なんて考えたりして。
さらに自分の仕事にも置き換えて考えてみたりして。
もっと色々と話を聞きたいと思ったけど、なんていったってチケットが最も取れない落語家ってんだからもう無理かもね。
しかし最もチケットがとれない落語家の話芸がどんなものなのか、実際にこの耳で聞いてその場にいるという体験が大切なんだとつくづく思った。
最近は動画サイトなんかでいくらでも観ようと思えば観れる。
でもそれはあくまでもバーチャルな世界での話。
その場の空気を吸うのと、バーチャルでは月とスッポンくらい違う。
実際に体験して、その後であれは良かった、あれは良くなかったということができるのだろう。
何事も実際に体験せずにバーチャルで判断するのは本当に危ないし、薄っぺらい。
そういう意味で今日は大変意義深い一日でありました。
公演のあとにはシビックセンターの展望室へ。
ここはサンシャインからも見えていたし、変わった形の建物なので色んなところから見えていた。
今日は初めて見られる立場から見る立場へ、といったところで景色を堪能した。
新宿や池袋など高層ビルから見る景色はそれぞれだけど、視点をちょっと変えるだけでまた新鮮な発見がこの東京にはある。
眼下には雪をかぶった小石川後楽園が見えたりして。
良い気分転換、良い充電でありました。
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