2014年2月24日月曜日

木登りの輪


今一番憂鬱なこと。

それは確定申告であります。

今年は3月15日が土曜日なので、締切は17日(月)なんだけど、そんなことは関係ない。

まだまだ入力することが沢山あって、見通しすら立たないのでなんとも憂鬱。

明日からやろう、と小学生の夏休みの宿題のごとく先延ばし先延ばしにしているあたりがなんとも情けない。

ズバッと、スパッとさっさとやっちゃって晴れ晴れとした気分になれれば良いのにね。

毎年この時期、こんな調子なので成長のあとが見られない。

困ったものであります。

さて、そんなハラハラのの日曜日に何をしていたかといえば木登りであります。

さるご親切な方から敷地内での木登りのお許しをいただき、お言葉に甘えて木に登っていたのだ。

しかも、我が尊敬する植木屋の親方と二人で。

実は英国で木登りを学んだ理由のひとつには、木登りの技術を親方と分かち合いたいという思いがあった。

下の写真をみていただきたい。



これは親方と知り合った頃、今から15年ほど前のもので、横浜山手の現場にて親方が木に登っている。

「えっ、どこ?」

木々の上から白いタオルを頭に巻いた人間がポツンと見えるでしょ。

これが親方。

樹高はどのくらいあったか定かではないけど、かなりの高所であったことは間違いない。

この高さに命綱もつけずに登っていたのだ。

敬愛する親方だからこそ、怪我はして欲しくないというのは正直なところ。

もし英国で身につけた木登りの技術を分かち合えれば、もっと安全に効率よく高木に登ることができ、仕事の幅も広がるのではないかと思う。

昨年僕が英国から資格を取って帰ってきて以来、一度一緒に登りましょうと言っていて、昨日ようやくそれが叶ったというわけ。

基本的なことを説明した後に、実際に木に登ってもらったのだけど、さすが筋金入りの植木職だけあってスグにスルスルと木に登っていった。

木登りはスキューバダイビングみたいなところがあって、独りで木に登るのはあまり好ましくない。

万が一何かがあったときに、助け合う人がいる必要がある。

これを機会に、親方が木登りに本格参入してくれれば、木登りパートナーとして一緒に仕事もできるのではないかと思う。

少しづつ、じわじわと木登りの輪を広めていきたいと思っている。


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