園芸好きな人にとっては、珍しくもなんともない花であろう。
その名もポーチュラカ。
僕にとってポーチュラカは 厄介な花 といったイメージがあった。
何故かというと、こぼれ種でどんどん増えるからだ。
もう、その発芽して増えていく様は雑草のごとし である。
あら?こんなところに?? とちょっと肉厚の葉っぱが地面を這うような低さに育っているのである。
それはそれとして。
花自体はご覧のように色が豊富で、白、赤、黄色、ピンクなどが一斉に咲いて賑やかである。
おっ、ポーチュラカ! と思う程度で通り過ぎていた。
ところがこの花咲ブログを書くようになって観察眼が鋭くなったとでもいうのだろうか、スゴイことを発見した。
それは花の中心部を見ていて気付いた。
花の中心部には雄しべと雌しべがついているのだが、普通花のド真ん中にあるはずの雌しべが端っこのほうに寄っていた。
かわいそうに、奇形だな、こりゃ と思って隣の花を見ても雌しべが端にある。
その隣も、またその隣も・・・・
全ての花の雌しべがこんな具合に端っこに寄っていたのである。
今日の写真は縮小率を下げてあるので、是非クリックして拡大して見てみて欲しい。
おおっ、こんなことがあるのか!
なんかとてつもない発見をした気になってエラく興奮した。
あとになって思ったのだが、雌しべそのものは花の中心に付いているのだが、その管が長いために何だか端っこに寄っているように見えるのではないか、と。
それを確認すべく、再び現場に向かったのだが、こういった花は大抵他人様の玄関先の植木鉢なんかに咲いているものであって、それに顔を寄せて観察するのはどうにもバツが悪い。
ちょっと花だけひねり取って、分解して観察しようにも、それでは 花泥棒 である。
困った。
という訳で、今世紀最大のポーチュラカに関する発見をし、それは実は管が長いからではないかという仮説を立て、検証はならないまま本日の花咲ブログは終了。
5 件のコメント:
そうすると、この花は1株(単位あってますか?)植えるとどんどん増えてくれるんですか?繁殖力が強い、ということは多少不精な人間でもどんどん増やせる、ってことでしょうか。なんだかお得な気がするんですけど。。。
花の色もかわいいですよね。
「お得」と思える気持ちってステキですね。
同じ出来事であっても「お得」と思えるのと、「厄介」と思えるのでは、人生の楽しさが違う気がします。
教えられた気がしました。
有難うございます。
早速、ブログに拝見させて頂きました!
ポーチュラカのお花、じっくり観てみるといろんな顔してるなぁ、と改めて思いました。
身近に咲いているお花や植物たちって何かメッセージをもっているんだろうなって思えるお写真ですね。
それにしても、雌しべが端っこに、、何かアンバランスな感じがしますが、きっと何か意味があるんでしょう。
ヒユの仲間を食べる地方もあるみたいですね。ポーチュカラも食べられるのかな..
マーシャさん コメント有難うございます。
今後も是非花咲ブログを御贔屓にお願いします。
ぴーさん
ヒユはヒユ科、ポーチュラカはスベリヒユ科ということで、「科」が違うのでやめておいた方が良さそうですね。
ヒユ科はラテン語では Amaranthaceae ということで、そう、アマランサスです。
最近のマクロビオテックばやりの中でにわかに脚光を浴びていますね。
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