2009年10月7日水曜日

モダン農業


ジャガイモを買った。

何気なしに袋のラベルに目をやってみると、改めて色んな情報が満載であることに気付く。

まずタイトルが 特別栽培農産物 北海道おおとり農産じゃが芋(男爵) とあって、

節減対象農薬 当社比5割減
化学肥料 当社師5割減

といったことが書いてある。

つまり、農薬、肥料を減らして作っているんですよ というメッセージなんであろう。

最近、消費者はこのあたりには敏感のようで 無農薬 なんてフレーズに弱いのだと思われる。

本当にこの通りであれば、良いように思われるが、この前書いた スーパー雑草(9月9日付) のことを思い出してしまう。

確かあのときは、消費者からわきおこる無農薬への要望が、農薬散布の回数を減らすために、より単一的で強力な農薬を使うこととなり、結果としてそれらに耐性をもったスーパー雑草が台頭し、手を焼いているというものだった。

このラベルにもそういったストーリーがあるのではないかとフト思ってしまう。

ラベルの下をさらに見ていくと
節減対象農薬の使用状況は下記アドレスへ
とあって、検索コード0102 を入れると
生産情報詳細紹介のページにとんで、農薬使用の状況が分かる。

さらには、産地紹介、生産者紹介・・・と続く。

最近は 顔の見える農業 というか、こうやって生産者と消費者をつなぐ動きが盛んだ。

たしかに、こういう場所で、こういう人が作ったジャガイモだと分かると、なんとなく味も違う気がするし、有難みもわくというものだ。

一袋のジャガイモを買って、小さなラベルからいろんなことが分かる、そんなモダンな世の中になっている。

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