2009年7月23日木曜日

これもシソ科
    
   
この葉っぱを見てくれ。
ふわふわとした細かい毛がびっしり生えているでしょ。
こんな植物があるのね、とその多様性に驚いてしまう。
    
これは葉っぱというよりも、何かの動物のようにも見えなくもない。
そんなわけで、これを西洋では Lamb's ear すなわち仔羊の耳と呼んでいる。
学名は Stacys byzantina
   
アメリカでもイギリスでも子どもたちに花壇作りをやってごらんと言って一番喜ぶのがこれだった。
そのふわふわ感もそうだけど、植物のくせして仔羊なんてネーミングなところが好まれる理由ではないかと思う。覚えやすい。馴染みやすい。
    
こんな格好だけど、これで立派なシソ科の仲間なのだ。
上から撮った写真で葉っぱの付き方を昨日のシソ科なやつらと比べてみれば同じだと分かるでしょ。
   
  
さらに花もラベンダーやローズマリーのように左右相称花となっている。
    
    
何でこんないでたちなのかと考えてみるにコーカサスからイランにかけての原産だそうで、降水量が少なくて日差しが強い場所なのかなと想像できる。
そんな場所で育つために、ふわふわした毛が強い日差しから身を守り、暖かい空気を毛の中に閉じ込めて夜の寒さに備えているのではないだろうか。
    
さらに、このシルバーというか白っぽい色は、太陽の光を反射するためのものと思われる。
   
やるなー、仔羊!!
  
   

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