2011年7月8日金曜日

アオギリの花

近所でアオギリと思われる花が沢山咲いているのを見かけた。

生憎私有地だったので、ずかずかと入っていってその木をじっくりと見るわけにはいかなかった。
でも 「今、アオギリの花が咲いているんだな」 と知るには十分だった。

そこで記憶をたどり、アオギリの木が間近に見ることが出来る場所を思い出してみた。

アオギリの花を求めて自転車で立ち寄ったのは四谷駅。
ちょうど表参道方面に用事があったので都合がよかった。

記憶どおり、四ッ谷駅の横にアオギリの木が何本かあって、それぞれ花がいっぱい付いていた。
遠巻きに見ても花が沢山付いているのが分かる。

しかし近寄ってその花を見ても決してカワイイ、とかステキという類の花ではなかった。
茎も花も全て同じクリーム色というか、メリハリがない。

ブドウのように房になった先に沢山の花がついているのだ。
その房の中に雄花、雌花がそれぞれ別に咲いているはずなのだが、しばらく見ていたけどどれが雄花でどれが雌花なのか、すぐに区別がつかなかった。

雄花であれば雄しべがいくつか出ていそうなものだけど、どうやら幾つかの雄花が合着しているらしいので、それが合着した雄花なのか、ひとつの雌花なのか見分けるのが難しかった。

さらに、花には花びらがなくて、5枚のガクがクルリンとそっくり返っている。
なんちゅうか、人間である我々には魅力に乏しい花である。

ところがこれはハチやアリたちには魅力のある花のようだ。

ハチたちが盛んに花から花へと飛び交っていたし、ご覧のようにアリもせっせと花の間を動き回っていた。
小さいけどアリが見えるだろうか?


おそらく甘い蜜が大量にでているのだろう。

なんでこのアオギリの花に興味があるかというと、秋になって実ができるのだが、この実が大変面白いのだ。
たしか去年の秋、花咲ブログでも書いたことがある。

舟のような形をしていて、タネを乗せてクルクルと旋回しながら飛んでいくのだけど、そんな変わった実ができる花とはいったいどんな花ぞや?
と、是非今の時期にジックリ見てみたかったのだ。

今日はちょっと時間が十分ではなかったので、今度改めてアオギリの花観察に出掛けてみようかなと思っている。

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