漢字が流行っている。
いや、そんなに流行ってないかな。
よく分からないけど、漢検があったり、クイズ番組で難読な漢字がとりあげられるのをよく見る。
植物に関する難しい漢字といえば 薔薇 が最右翼だろう。
そんな前置きをふっておいて今日の話がスタートする。
健康に関する漢字もなかなか難しい。
皮膚科の 「皮膚」 なんてのも、皮は書けても膚が書けない。
蕁麻疹なんてどうだ?
読めない人がいるといけないので、一応書いておくと、これは 「じんましん」 である。
バカにするなって?
ごめんなさい。
でも書けないでしょ。
広辞苑によれば、疹というのは 「皮膚に生ずる小さなふきでもの」 をいう。
じゃぁ蕁麻っていったい何なのサ。
蕁麻とは 「イラクサの漢名」 であると広辞苑にある。
イラクサ!!
そうだったのかぁ、知らなかったよ。
イラクサについては身体が覚えているのだ。
英国にいたときに庭仕事に精を出していて鬱蒼とした茂みに入ったりすると、突如ピリッとした痛みに襲われることが頻繁にあった。
なんだ、なんだ、と思って慌てて痛みのある箇所を見るが何もない。
ハチかなにかに刺されたのかと思ってかなり戸惑うのだが、何もない。
その痛みが半日くらい続く。
それがイラクサだと知ったのはかなり後になってからだった。
だって日本でそんな経験はなかったものなぁ。
調べてみるとイラクサは日本にもある。
イラクサ Urtica thunbergiana である。
僕の身体が覚えてるのはセイヨウイラクサ Urtica dioica で、微妙に種が異なる。
蕁麻疹はこのイラクサに刺されて皮膚がヒリヒリすることから付いた名前であるという。
へーーーーー。
本当に知らなかった。
イラクサの存在に気付いたのはかなり年をとってからだったが、蕁麻疹ってのは子供の頃から知っていた。
それらが繋がることをこんなタイミングで知るだなんて。
酒でも飲みながら誰かにウンチクを垂れたくなってしまった。
2 件のコメント:
蕁麻=イラクサ・・・これは誰かに話したくなりますね~。 葉っぱが青じそに似てないですか?でもイラクサ科なんですね。
いい勉強になりました!
匿名さん
コメント有難うございます。
そうでしょ、意外なウンチクでしたでしょ。
僕も当初シソに似ているなぁと思いましたが、身体で違う科であると学びました・・・
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