とある商店街を通るたびに気になっていた喫茶店がある。
その喫茶店の前には手入れのされた盆栽がひな壇に飾ってあるのだ。
通り行く人々よ、ちょっとは立ち止まって一服したら? と語りかけるように。
日中の営業時間はひな壇に飾ってあるが、夜閉店後にこの喫茶店の前を通ると飾られていた盆栽はどこかへ格納されている。
そりゃそうだ、かなり大切そうにしてあるもの。
盗られたらやりきれないよ。
で、この前僕は盆栽の語りかけに応じて足を止めた。
梅も紅梅、白梅ともに咲いている。
赤というか濃いオレンジ色の実はなんだろう? 柿か??
なかなか良いカンジじゃぁないか、春めいている。
でもちょっとビックリしたのが赤いフワフワがでていた植物。
何だろう? と思ってよく見てみると、それはブラシノキ Callistemon speciosus であった。
花咲ブログ 2008年5月10日 と6月4日にも取り上げたことがあるが、これは割と大きな木であって、盆栽の素材とは全く異なると思っていた。
まぁ、木を小さく小さく仕立てるものが盆栽なのだからして当たり前といえば当たり前ではあるけど。
そっかー、ブラシノキの盆栽ねぇ。
珍しい。
と一枚写真を撮ったが、枝には針金がぐるぐると巻いてあった。
なんかちょっと可哀相な気になった。
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