今日は朝から雨がシッカリ降っている。
どこかへ出掛けるあてもなく、たまった仕事を家でシコシコとやろうと思っていたので雨は気にならない。
いや・・・ むしろ雨は好きだ。
雨音、涼しげな空気、雨に曇った景色など、雨を愉しむ気持ちで見ると、なんとも趣があってヨロシイとおもうのだがどうだろうか。
よく言われるが緑も雨に濡れると映える、というのはあながちウソではなかろう。
さて、カタバミであるが、昨年の5月18、19日の両日にわたって花咲ブログで扱った。
とにかく繁殖力が強くて、種でも増えるし、ムラサキカタバミなどは地中の小さな鱗茎でも増える。
上の写真を見ていただきたいのだが、まず黄色い花が終わって子房といって種ができる場所がなんとなくプクッと膨らんでいるのが見えるのが写真の左。それが段々育っていって実になる。それが写真の右。
カタバミの実は小さなロケットのような格好をしていて、上方向を向いてそり立っている。
この実の中には沢山の種が詰まっていて、実が熟すとこの実がタテ方向に裂けて種子が勢いよく飛び出すしかけになっている。
それでは、この実のなかはどうなっているのか?
まだ熟していないけど、指の先でチョイチョイと実の皮をむいてみた。
中にはまだ熟していないので白い小さな粒のような種が整然と並んでいた。
この実は五角形をしているので、この種の列が5列あるはずである。
この写真で見えるのは2列。
1列あたり15粒くらいの種がありそうに見えるので 15×5=75 ということで、ひとつの実から100個近い種ができることになる。
そしてカタバミ1株あたりに幾つの実ができるかと言えば・・・・・
道理で増えるわけである。
昨日ご紹介したイタドリは種もさることながら、強い地下茎で増えるのだが、このカタバミは種で増える。さらにムラサキカタバミは鱗茎でも増える。
世にいう雑草というやつらは、こうやって逞しくあらゆる方法で増えていくのである。
2 件のコメント:
鱗茎って何?と思ってしらべたら、ヒガンバナもでていました。ふーん。
昨年のカタバミを見たら、かわいいお花ですね。なんか葉は、お墓の草抜きの時に見た気がしました。
なにより、「人類が滅亡しても生き残るのは、ゴキブリと私くらい。」と、昔、友人に言われたことを思い出しました。
同じようなことを言う方がいらっしゃるんですね。。。おどろきでした。
からこさん
鱗茎の説明をしていなかったですね。
すみません。
鱗茎は地下茎の一種で、甚だしく短縮した茎の周囲に多量の養分を貯えて厚くなった茎が多数量なったもn・・・デス。
ユリ根やタマネギが代表例ですね。
花咲ブログでは昨年の6月8日にムラサキカタバミの鱗茎の写真を載せました。
見てみてください。
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