なんとも大上段なタイトルをつけてしまったけど、なんてことはない。
サクラが咲いたといって一体アナタはどうやってサクラを愛でますか?
*ただ桜並木を散歩してサクラに包まれる
*花見を大々的に開催しひたすら飲みに徹する
*写真をバンバン撮る
*弁当を広げてピクニック気分にひたる
*枝を折って家に持って帰る
などいろいろあることだろう。
千鳥淵あたりにはかなり本格的なカメラを抱えた人、ちっこいデジカメを持った人、携帯シャメを構える人など、そこら中激写激写である。かくいう僕もその一人なのだけど。
そんな中、土手に越し掛けてスケッチをするオジサンを見かけた(写真左下に座ってる方)。
この方を見て単純に「いいなぁ」と思ってしまった。
僕に絵心があれば・・・とないものねだりである。
写真というのも悪くないけどどこか安易なカンジがして、サッサッとスケッチする人を見るとその高尚さに頭が上がらない気がする。心にゆとりのある人というカンジがしてしまう。
絵を描くということはその被写体をじっくり観察してそれを紙の上に反映させる作業と言い換えることができる。なので、その観察がしっかりなされた絵は時として正確さにおいて写真を超える。
植物を勉強するときに「植物図鑑」のようなものを一冊は手元に置いておきたいものだけど、オススメなのは写真の図鑑よりはイラストのもの。
写真はその写真を撮ったときの一瞬の光、時間を捉えていて、必ずしもその植物の特徴を捉えているとは限らないのだ。
その点、イラストは実によくその特徴を捉えていて、撮影時の状況の影響を受けず普遍的で写真よりもズッと分かりやすい。これホント。
話が逸れてしまったけど、人が花を愛でるそのやり方はマチマチ。どれが正解というのはないのだけど、今を逃すとまた一年待たねばならない。その瞬間瞬間に感謝しオレ流の愛し方を貫いていただきたいものである。
でも枝を折って持って帰る愛し方はNGだぞ
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