2013年4月15日月曜日

気まぐれ観察会


昨日は「気まぐれ観察会」を開催した。

晴れの日曜日。

代々木公園はスゴイ人出だった。

晴れて気温は高かったけど、風がかなり強くて砂埃が舞い上がる。

いつのときも何かしらの困難が立ちはだかるものだ。

困難があれば、それだけ燃える。
ってほどの困難ではなかったけど。

気まぐれ観察会なので、当初は数人しか集まらないかもなぁなんて思ってたいらば、あにはからんや。
思った以上の方にお足運びいただき、いたく感激した。

こうなると俄然張り切るのは人情というもの。

事前に歩くコースなどはザッとイメージしていたものの、出たとこ勝負の即興観察会である。

ところが、最初に立ち止まった場所でしばらく動けなくなってしまった。

というのは、あるわあるわ、見るべき植物たちが我々の足元に山ほどあったのだ。

腰をかがめてそれを探し出しては、ちょっとした解説を加えて、あとは皆さんに見てもらう。

ナズナ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、キレンソウ、キュウリグサ、タチイヌノフグリ、シロツメグサ、トキワハゼ、カラスノエンドウ、ハハコグサ、マツバウンラン、ハルジオン、スズメノカタビラ、ヘビイチゴ、カタバミ、オオイヌノフグリ・・・

とにかく、どんどん色んなものが目に入ってきて止まらなくなってしまった。

草ばかりではない。

その後は灌木や樹木も。

今回、僕が用意した秘密兵器は「ルーペ」(虫眼鏡)。

宝石商が使うようなやつで、倍率はなかなかのもの。

まず、このルーペの使い方を説明して、練習をしてもらう。

たかがルーペとナメてはいけない。
ちゃんとルーペの性能を活かすための使い方というものがあるのだ。

練習をしたあとは、気になる植物を拡大して見てみる。

例えばハハコグサはキク科なので、花は頭状花序といって、小さな花が寄せ集まってできているはず。

百聞は一見に如かずとばかり、実際にルーペでそれを見てみるといった具合。

植物を観察するには色んな方法がある。

植物との「距離」もそのひとつ。

遠くから見る、立った姿勢から見下ろす、腰をかがめて見る、寝そべって見る・・・。

小さな子供と仲良くなろうとしたらば、その子供と同じ視線に合わせるために腰を落としたり、かがんだりするでしょ。

植物も同じこと。

地面に低くある植物と「対話」するには、彼らと同じ目線にいることはとても大切だし意味があると思っている。

それを説明し、実践しているのが一番上の写真。

別に酔っぱらって倒れているわけではない。

こうやって地面に近づくと見える世界が全く異なるのだ。

もちろん色んな発見もある。

最初は照れがあったり、服が汚れるのがイヤだというムキもあるだろうが、是非一度やってみて欲しい。

ホント見える世界が違うから。

僕はこういうのが全く気にならないので、時に場をわきまえずにやらかしてしまう。

いちど赤坂御用地の脇でこれをやって警備中の警官に職務質問されたこともある。

話が逸れたが、我々はゆっくりと公園を移動して最終的にイチョウの大木の下にいた。

これはオスのイチョウの木。

丁度、イチョウの枝から雄花がたくさんぶら下がっていた。

誰でもイチョウも、ギンナンも知っているけど、イチョウの花がどんなものなのか知っている人は案外少ない。

一年の今の時期だけ咲いているのだ。



今しか見れないイチョウの姿。

僕はこれを実際にお見せしたくてこの企画を思いついたのだった。

なので、気まぐれ観察会の締めくくりはイチョウの木の下で。
これだけはちゃんとシナリオにあった。

15:00から歩きはじめて2時間。

まさにアッという間の2時間でありました。

見て、触れて、においを嗅いで、味わって、音を聴いて・・・、五感を使って植物と向き合う楽しさを実感していただければ何よりです。

気まぐれ観察会はオトナ向け。
今度の日曜日には子供向けの「自分だけの植物図鑑を作ろう!!」を開催します。

まだ若干数の空きがありますので、ご興味がある方は是非お早目に。

子供を「ダシ」に、親が参加っていうのも問題ありません。
例年、お子さんよりも親御さんが楽しんでいるというケースが幾つかありますので。



2013年4月14日日曜日

日曜放談 4月14日


【悲しき、とんかついもや】

今日は日曜日。

あえて植物関係のない話をしている。

でも、今日は「気まぐれ観察会@代々木公園」があったので、その話をしたいのはヤマヤマだが、ぐっとこらえてあえて別の話を。

これはこれで大切な話であります。

とんかつ「いもや」をご存知か?

飯田橋、神保町、水道橋あたりに、とんかつ屋さんと天ぷら屋さんを数店構えている。

飾りっ気のない素朴さと、庶民的なお値段が魅力だ。

僕はとくに飯田橋のとんかついもやさんに足繁く通っている。

ここは本当にシンプル。

とんかつ定食とひれかつ定食のふたつしかない。

お新香だ、ビールだ、カニクリームだ、メンチだ、なんてものは一切ない。

とんかつ(ロース)とひれかつのみ。

とんかつ定食が750円、ひれかつ定食が950円、ご飯大盛りが50円増し。
それだけ。

値段のわりになかなかのボリューム。

ひれかつ定食なんてひれかつが3切れものってくるので、とても僕には食べきれない。

面白いのはひれかつ定食が供されるのは13時から。
すなわち開店から13時まではとんかつ定食しかないのだ。

これはランチタイムの最も忙しい時間帯を、とんかつ定食一本に絞って効率化を図ろうという作戦であろう。

とにかく席につくと、黙ってとんかつ定食が出てくる。

13時以降だと、慣れた常連さんは待っている間に店主のオジサンに「ひれ」とか「とんかつ」というだけの注文をする。

店はこのオジサンと、その奥さんと思しきオバサンの2人できりもりされている。

この二人のやりとりも興味深くそしてときにハラハラさせられる。

基本的に二人とも無口。

無口なんだけど独り言のようにオバサンがオジサンに苦言めいた何かをボソボソと呟く。

するとやおらムッとしたオジサンが、オバサンにだけ聞こえるような声で反論するのだ。

仲が良いのか、そうでないのか。
いつもハラハラしつつ僕は見ている。

オジサンもちょっと独特の世界観をもっていて、とんかつが揚ってお客さんに出すときに、「はいよー」というような掛け声とともに相手をちょっと指差すような仕草を加えるのだ。

これが最初は不思議というかおかしかった。

カウンターはL字で、11人が座れる。

皆、会話もせずに黙々ととんかつを食べている。

友達と来たって、カウンターの空いたところから順番に座るというのが暗黙のルールだから、必ずしも隣どうしに座れるとは限らない。

どきどき、並んで座りたいなんていう空気の読めない人がいて、店主も常連さんも内心怪訝に思っているに違いない。

こういうお店は回転が命ゆえ、ちゃっちゃっと食事をして席を立つのが正しい。

揚げられるとんかつは香ばしくサクサク。
肉はジューシー。
これでたったの750円ってんだから、とんでもないコスパの良さであります。

ご飯大盛りは有料だけど、キャベツ大盛りはサービスでやってくれる。

まさにてんこ盛りのキャベツが供される。

一時期キャベツの値段が高騰したときも、こちらの心配をよそに気前よくキャベツを盛っていたっけ。

店には入ると揚げ物屋さんらしく油の煙がむんむんとしていて、着ているものなんかはアッという間にトンカツ臭がこびりつく。

なので、汚染されると困るようなイッチョウラは着ていってはいけない。

店に入ってすぐ左に棚があるので、上着は丸めてカバンに入れて、この棚に置けばいい。

メニューは申し上げたとおり「とんかつ定食750円」か「ひれかつ定食950円」のたった2種類しかないのに、店主は会計をしょっちゅう間違えるのだ。
ひれかつ定食(950円)を食べた客に「はーい、750円」なんて言って、客の方から「あのー僕ひれ食べたんですけど」なんてやりとりは日常茶飯事。

その度にオバサンがそっと小声で小言を言うのだ。

とにもかくにもそんな愛すべき庶民派とんかつ屋さんなのであります。

週一とは言わないけど月に2~3回くらい行くかなぁ。



熱く熱くとんかつ屋さんについて語ってしまったが、それには訳がある。

かくも愛すべきとんかつ屋さんではあるが、ナント4月20日で店を閉めるんだそうだ。

なんというショッキングなニュースだろうか。

この前、とんかつを頬張りながら壁に張り出された告知を見て喉がつかえそうになった。

自分が愛して贔屓にしていたものがなくなる。
これは辛いよ。

まぁ、とんかついもやは水道橋にもあるから、そこでも食べようと思えば食べられるけど、微妙に味も違えば雰囲気も違うんだよね。

仕事があって毎日ってわけにはいかないけど、時間が許す限り閉店までの間通って別れを惜しみたいと思っている。

まだ飯田橋とんかついもやに行ったことがない人。
いつ行くの? 今でしょ!!

2013年4月13日土曜日

GW間近


フトモモがちょっと痛い。

痛いと言っても心地よい痛さである。

今日は天気が良かったので、早起きして仕事先に自転車で向かった。

片道約25キロ。

往復で50キロ少々。

久しぶりだったけど、なんとも心地の良い疲労感に包まれた。

自転車のペダルをこぎながら、周囲の景色に目がいく。

もちろん春の植物たちの様子に、だ。

ハナニラなんてもうとっくに終わったのかなと思っていたらば、今も結構咲いているし。

逆に、フジなんてまだまだ先の話なのかなと思っていたらば、すでに立派に咲いていたりするし。



気が付けば4月も半ば過ぎ。

そろそろゴールデンウィークの算段をしなくてはならない時期になった。

早いねぇ。

明日の「気まぐれ観察会」ほど良い人数のお申込みを頂戴しておりまして、楽しく春の代々木公園を歩けると思う。

気まぐれ観察会ゆえ、気まぐれ参加も大歓迎。

event@hanasaka-engei.com にメールを頂戴できれば、集合場所などお知らせします。



2013年4月12日金曜日

いつでも心に花を


ステキなお家。

昭和の香りがプンプンする。

敷地は広く、大谷石の背の高い塀が巡っていて、その向こうには「蔵」も見えたりする。

庭から往来に向かって大きな大きなケヤキが枝を張っていたりする。

門構えだってむむむーーっと唸ってしまうくらい威厳がある。

こういうお家、最近は減ってきたよねぇ。

相続だ、固定資産税だと、いろいろと維持するのは大変だと思うけど、是非ともこういうお家は残していただきたいものだ。

さて、気になったのは門の横にあったピンク色の花。

アナタも気になったでしょ。



遠目に見ると、ベニハナトキワマンサクかなぁと思えるのだけど、微妙に雰囲気が異なる。

さらに近づいてみると、枝がまっすぐに伸びて、そこにたくさんの花が付いているのだ。

これはニワザクラ Prunus grandulosa 

恐らくここの庭に咲いていたニワザクラの枝を切って、カメのような大きな容器に入れて飾っているのだろう。

なんとも贅沢。
だって、数日しかもたないよ。



この家を訪れる客人もさぞ喜ぶに違いない。

いつだって花を飾る余裕、花を愛でる気持ちは持っていたい。



2013年4月11日木曜日

花の市場


先日、現在依頼を受けている仕事の事前調査のために市場に出掛けました。

春本番とはいっても、今は冬の終わりと早春の苗の入れ替わり時期ということで、冬の花と春の花が微妙に入り混じっている時期でもあります。

さすが市場とでも言いましょうか、街の園芸店とは品揃えが違いますね。

「あっ、こんなものが!」という発見も多く、目移りしてしてしまいます。
これも欲しい、あれも欲しい、と目に入るもの全てに反応してしまってエラくコーフンしました。

好きなもの、興味のあるものを見ていると時間の経つのを忘れてしまいます。

事前調査としては収穫大でありまして、これが仕事に活きていくと良いなぁと思います。

因みに花の市場は、いわゆるポット苗と、切り花とで、商いの日が異なります。

切り花は、来る母の日に向けて、一年で一番忙しい時期を間近に控えています。

それがどんな様子なのか、できることなら一度切り花の商いの日に出掛けて見てみたいと思います。

街を散歩して見ることができるのとは、また別の植物の世界がここにあります。

2013年4月10日水曜日

接木ってなぁに?


昨日ご紹介したのはトチノキ。

都内のどのあたりにどの木があると記憶に刻むことは、実はとても楽しい。

都内の地図が頭のなかにイメージされ、さらにその道路沿い、あるいは神社仏閣、公園などにどんな木が植えられているのか明確に思い浮かぶというのは知の冒険と申しましょうか、ワクワクすることであります。

そういう意味で日々精力的につぶさに目を光らせながら移動することが肝要であります。

トチノキというと、自分の頭の中では、青山通り外苑前駅近辺がスグに思い浮かぶ。

しかし、この前自転車で移動していたらば、別のトチノキ通りを見つけた。

このブログを読んでいただいている方の中にはかなりスルドイ方も多くて、上の写真を見ただけでどこだか言い当ててしまう人がいるかもしれない。

そう、これはJR水道橋から御茶ノ水方面に線路沿いを行く道であります。
アテネフランセの手前あたりね。

この通りにはトチノキが街路樹として採用されているのだ。

ただ、木の大きさは青山通りのトチノキほど大きくはない。

身近にトチノキを観察できる絶好の場所であると思う。

そんなトチノキを眺めていてあることに気付いた。

下の写真を見ていただきたい。



地面から約80センチ、そしてその上とでは明らかに幹の太さが異なる。

単に太さが異なるだけではない。

幹肌の様子もちょっと違う。

これは若いころに接木で増やされた証拠。

接木とは、増やしたい木を台木という木に「接ぐ」ことで、増やす方法。

タネからまいて育てると十数年掛かるが、こうやって穂木を台木に接ぐことで、成長に要する時間を短縮できるというメリットがある。

ただ台木と穂木はもともと性質の異なる木なので、生長とともにこうやって太さの違いが顕著になったりする。

接木ってなぁに?

百聞は一見しに如かず、見れば分かる接木を見るならばアテネフランセ手前に急ぐべし。


2013年4月9日火曜日

透けるトチノキ


昨日から今日にかけての世界的なトップニュースのひとつは、やはり元英国首相マーガレット・サッチャー逝くということだろう。

報じられているように、良くも悪くも記憶に残る女性宰相であった。
最近ではメリル・ストリープが演じて映画になったりして、その影響力が知れる。

讃える人がいる一方で、嫌う人も多いのも事実で、BBCのテレビインタビューで、祝杯をあげるといって嬉しそうにしている人をみてなんとなく寂しい気持ちになった。

そうそう、僕はこのサッチャーさんを生で見たことがある。

キューガーデンにいたときに、Temperate Houseというガラス温室で働いていたときに、その温室の前を御付きの人と二人でゆっくり歩いていた。

引退後だったので、別にモノモノしい警護がつくとかではなくて、普通にゆっくりと散歩をしていた。

最初は気付かなかったのだけど、生来人間観察が好きなので、ハタと気づいてしまったのだった。

別に近づいていって本人だと確認したわけではないけど、まず間違いない。

さて、春の話。

冬芽のときに書いたことがあるけど、トチノキについて。

トチノキは、ヨーロッパなんかではマロニエなんていったりして、良く見かける街路樹だし、そこそこの巨木である。

葉もいわゆる複葉になっているが、直径50センチ以上になるくらいに大きな葉っぱがつく。

そんな大きな葉っぱも、もともとはこんなに小さな芽のなかに納まっているのかと思うとなんとも不思議である。

茶色くテカテカしていた芽の先がほころんで、折りたたまれた芽が出たと思ったら、いっきにドーンと開く。





そしてそれがすこしづつ大きく、硬く、色濃く成長していくのだ。
一番上の写真を見ていただきたい。

まだ葉の色が透けるカンジ。
葉の向こう側が見えそうなくらいであります。

これも、今だけしか見れないトチノキの姿。

今だけしか見れないものが多いよ。

ボヤボヤしている暇はない。

2013年4月8日月曜日

善は急げ


今日はちょっとヒンヤリとしたけど、気持ちの良い一日だった。

日差しもたっぷりで、春本番を実感。

そんな春の植物たちの様子を一緒に見ませんせんかという企画を幾つかお知らせしております。

まずは4月21日(日)開催予定の子供向けイベント「自分だけの植物図鑑を作ろう!」は今年で4年目。

「葉」「花」「茎・根」「実」と4回にわたっての自然観察を通じて、気づいたことをまとめると世界でたったひとつだけ、自分だけの植物図鑑ができるというもの。

お蔭様で出足の早いお申込みを頂戴しております。

これは限定20名様。
現在16名様のお申込みを頂戴しているので、あと4名で締切です。

私ともう一人、古橋さんとおっしゃる女性の講師の2名体制で、一人一人に目が行き届くようにします。
ワークショップのキメ細かい高い質を保つために、講師2名に対して子供は20名が限界だと思い定員を設定しました。

一方、オトナ向け気まぐれ植物観察会。
これは4月14日(日)開催予定で、何名とはあえて申し上げませんが、思った以上のお申込みを頂戴しております。

これは「気まぐれ」ですので、あえて定員とか最低催行人数とかは定めずに、来る者は拒まずでやっております。
なので一人でも申し込みがあればやろうと、ハナから決めていましたが、有難いことにそれ以上のお申込みがありましたので、何がなんでもやります。

ハイ、雨が降っても、よほどの暴風雨でないかぎりやりますよ。

以上ふたつのイベントのお申込みは event@hanasaka-engei.com 宛てにお願いします。

そしてチェルシーフラワーショウツアーもまだ若干の空きがあるようです。
こちらも残席僅かということで、ご興味のある方はお早めに。

なんか宣伝に終始してしまって恐縮ですが、また明日から新たな気持ちで植物のことなど書いてまいります。


2013年4月7日日曜日

三寒四温



週末は荒れるという予報を鵜呑みにして、予定をキャンセルしたりして備えた。

何かに備えて、それが杞憂におわる程度がちょうどいい。

結果的には外出を控えるほどまでではなかったみたいだけど、でも風の強さはかなりのものだった。

前夜の雨と強風で大気中のチリやホコリが飛んでいってしまったのだろうか、空がやけに澄んでいた。

澄んだ空に多くの雲がかかっていて、それがかなりの勢いで流されていく。

雲がやってきては、消えていく。

そんな様子をぼんやりとしばらく見ていたけど飽きることがなかった。

特に夕方になってくるとその美しさは増していき、薄暮に都会のビルディングが切り絵のように浮き上がっていた。

はるか西の彼方には霊峰富士もちょっこりと見える(黄色矢印の先ね)。



と、まぁ荒れながらも不思議な天気の一日だった。

サクラはもちろんとっくに散ってしまって、葉桜と化しているが、それでも当初予定された「桜祭り」を日程どおりに開催しているのを見かけた。


桜祭りといったって、肝心のサクラはないし、単に提灯が川沿いに連なっているだけ。


出店もなく、静かなもんである。

さすがに「花見客」はいないのだろうと思ってしばらく川沿いにあるいていたらば、それでも数組シートを敷いて酒宴を開いていた。

なかなか見あげた花見魂である。

で、明日はまた気温がちょっと低めなんだそうで、まさに三寒四温を地でいってんなぁ。


2013年4月6日土曜日

控えめな花たち


雨が降るぞ、大風が吹くぞ、とふれまわっているので、今日の夜の友人との会食、そして明日の外出予定をとりやめた。

ベランダに咲いているローダンセダムの鉢も棚から降ろしてベランダの床に置いた。

どうにも最近の天気は極端というか、異常な感じがする。

明日は、あまり被害がでないことを祈る。

さて、春本番を迎え若葉が芽生えているよ、という話を再三書いてきた。

ちょっとしつこいくらいかもしれないけど、ホント今の時期にしか見れない植物たちの姿なんだから。

今日の写真はなんでしょう?

葉っぱの形ですぐに分かると思うけど、カエデであります。

カエデの葉っぱも若いときはこんなに、初々しいというか、はかない感じなんだね。

そしてライムグリーンの若葉の先に赤いものがついている。

これが大切!!

これこそがカエデの花なのだから。

チューリップやサクラの花はどんなのかスグに想像できると思うけど、カエデの花がどんな形をしているのか鮮明にイメージできる人は案外少ないのではないだろうか。

理由はいくつかあるけど、一番はなんといっても「小さくて地味だから」かもしれない。

小さくて地味ということは、花粉の媒介を虫ではなく風に頼っている、いわゆる風媒花が多い。

カエデの花を筆頭に、ケヤキの花、イチョウの花なども明快に頭に浮かぶ人はそんなにいないのではないだろうか。

来週日曜日の大人向け気まぐれ植物観察では、このあたりも実際に見ることができるのではないかと期待している。

荒れ模様の週末。
どうぞ気を付けて。

2013年4月5日金曜日

「ゲリラ」改め「気まぐれ」


今日は新宿のJTBにて「チェルシーフラワーショウ」のツアー説明会に出掛けていた。

急なキャンセルがあったようで、残席が僅かながら出ているとのこと。
ご興味ある方は是非JTBに連絡をとってみては?

03-5909-8242 担当:銀山(ギンザン)
早いもの勝ちかも・・・

さて、明日から天気は荒れるらしいが、今日は今日でバカみたいに天気がよかった。

汗ばむくらいだが、青い空、新緑・・・目にも優しいし気持ちいい。

帰り道、都庁のわきを歩いていたらばケヤキの若葉が風に揺れていた。
その後方にはドーンと背の高い都庁。

都内ならではの光景だが、これはこれで美しい。

昨日、ブログを書きながら突然閃いたゲリラ的植物観察だが、早速数名の方からお申込みを頂戴した。

なので、開催決定です。

雨が降っても、雨の中ならではの植物の姿も楽しいので、雨天決行です。

4月14日(日)15:00~ 2時間程度 於、代々木公園

集合場所、参加費など、お申込みいただいた方に詳細をお知らせします。

お申込みは event@hanasaka-engei.com までメールください。

ゲリラ的植物観察ではなんとなく聞こえが悪いので
「気まぐれ植物観察会」に改めたいと思います。

肩肘張らないリラックスした、散歩のような観察会ですので、どうぞお気軽においでください。

それでは、週末の風にお気を付けを。

2013年4月4日木曜日

ゲリラ的春の植物観察会


2日ほど暴雨風に見舞われたかと思いきや、今日は快晴。

気温もグングンあがって、汗ばむほど。

こうなると植物たちも俄然はりきって生長する。

例えばケヤキや、イチョウなどの大きな落葉樹は遠目から見ると、葉っぱのない茶色の枝がなーんとなく緑味がかってきているのが分かると思う。

茶色の枝から緑色の若葉が芽生えはじめているからだ。

枝の先端が僅かにほころんでライムグリーンの若葉が顔を出している。

冬芽のなかに几帳面に畳み込まれて、ゆっくりと外の世界に出てくる。

折りたたまれた葉が広がっても、サイズはまだまだ小さく、本当に赤ちゃんのようだ。

色も淡いし、触るととても柔らかい。



これが生長とともに、大きく、硬く、そして色濃くなっていくというのは人間も同じこと。

赤ちゃんとは良く言ったもので、肌は赤味がかって白く、透き通るようだし、触ってみればプクプクと柔らかい。

これが成長とともに、肌が褐色に日焼けしたり、くすんだり、しわが刻まれたり。

そして肌だってゴツゴツしたり、厚みが出てきたりする。
何が言いたいかというと、
「今しか見れない植物の一面を見逃すな!!」
ってこと。

ちょっと散歩しただけで、アレコレといろんな植物が、春の姿を見せてくれている。

今月21日には子供向けに春の植物観察をするけども、大人向けにも春の植物の姿を見る機会を設けられないかなぁと思っている。

手帳を見てみると、例えば4月14日(日)の午後3時代々木公園で2時間くらい僕と一緒に植物観察したい人はいますか?

もしいらっしゃれば、ゲリラ的大人向け植物観察会を開こうかと思うのだけど、どうでしょう。

開催希望、参加希望の方は、コメント欄に書き込んでいただくか、
までメールをください。

この観察会はバインダーなど何もお渡しすることはないのながら、21日の子供向け植物観察会では参加費3000円を頂戴している手前、バランスが取る意味で幾ばくかの参加費を頂戴することになるとは思いますが。

大人向けなので雨天でも決行。
ワイルドで楽しい春の散歩、いかがでしょう?

申込者が一人でもいれば開催します。




2013年4月3日水曜日

チェルシーツアー残席僅か!


昨日はキューガーデン時代の友人が訪ねてきたので、浅草、上野、秋葉原、小石川後楽園、新宿と歩いた。

・・・あいにくの雨。

小石川後楽園なんかは貸切状態で我々以外に誰も見かけなかった。

新宿においては、せっかくなので東京の夜景を見ながら夕食をとろうと、西口の高層ビル49階の居酒屋を予約してあったのだけど、窓からは雲しか見えなかった。

今日も吹き飛ばされそうな風が吹いて、雨音で目が覚めるくらいにシッカリ降った。

どうにも極端なんだよね、最近の天気は。



さてさて4月になりました。

お知らせしております「チェルシーフラワーショウ・ツアー2013」。
ショウまであと50日をきった。

どうもロンドンの天気も異常らしく、花の開花などをショウにどのように合わせるか恐らく大問題になっていると想像できる。

でもなにがあっても、きっちりと帳尻を合わせてくるはず。
それほどチェルシーは特別なのだ。

さらに今年は100周年の記念すべき年。

いったいどんなショウになるのか今からとても楽しみだ。

そんなメモリアルイヤーということもあって、チケットはすでに全て完売。

英国内でもかなりのプレミアムチケットになっていると聞く。

その特別な年のチェルシーフラワーショウの初日メンバーズデーに突入するという今回のツアー。

残席も僅かとのことで、もしご興味のある方がいらしたらば急いでお申し込みください。



今年は5月18日(土)に出発して23日(木)に戻ってくるというコンパクトな日程で、その分お値段も下げて参加しやすくなっている。

コンパクトなだけで中身が薄いかといえば否で、ショウはもちろん、キューガーデン、そしてナショナルトラストのフェントンハウスも訪れる。

さらに自由行動の時間も確保。

なかなかシブい内容になっている。

今週の金曜日にはJTB(新宿パークタワー26階)にてツアーの説明会を開催しますので、参加をお考えの方、悩んでいらっしゃる方、などお気軽にお足運びいただき気軽になんでもお尋ねください。

もちろん僕も行きます。
スライドを使って旅のハイライトをご紹介するつもりです。

説明会の参加申し込み、ツアーの参加申し込み、お問い合わせはJTBまで。
 03-5909-8242 担当:銀山(ギンザン)


2013年4月2日火曜日

ツタバウンラン


「もっと光を」と言ったのはゲーテだったか。

それほどでもないながらも、もっと足元に目を向けていただきたい。

目を凝らすといったほうが正しいだろうか。

今日の花はツタバウンラン Cymbalaria muralis 

漢字で書くと「蔦葉雲蘭」となるが、ツタともランとも、なんら関係ない。

ツタはブドウ科、ランはラン科だが、ツタバウンランはゴマノハグサ科だ。

ちょっとした空地や、壁のわずかな隙間に根をはる。

薄紫色の花で、黄色のスポット(点)がふたつあるのが特徴だ。

これは恐らく花粉を運ぶ虫を惹きつけるためのデザインだと思われる。

花の大きさも1センチないくらい。

なんとも控えめな花なのだ。

人によっては「雑草」と一言で片づけられてしまうが、なんのなんのよく見ればなかなかどうしてカワイイ花なのだ。

似た名前でマツバウンランという、やはりゴマノハグサ科の花がある。

今度はマツバウンランを探し出してこのブログでご紹介したいと思う。

ということで、もっと足元を見てみましょう。



2013年4月1日月曜日

ムラサキハナナ


花冷えってやつなのだろうか。

ここ数日気温が上がらない日が続いている。

でも、内心ホッとしてるんだな、これが。

というのは、最近の急激な季節の進み具合に戸惑いを感じていたから。

記録的にサクラが早く開花したり、3月だってのに気温が25度を超えたりするのは「異常」だと思うのだ。

まだ春先なんだから、日中はそれなりに暖かくても朝晩はピリッと寒いくらいがちょうど良いと思う。

そんなピリっと寒い朝。

近所を散歩していたらば、ムラサキハハナ Orychophragnus violaceus が群生しているのを見つけた。

サクラが咲いて、その足元に黄色いナノハナ、そしてこの紫色のムラサキハナナが風に揺れるってのが春の典型的な風景のような気がする。

この紫色もなかなか独特で良いよね。

一年のうち今しか見れない。

そう思えば道端に咲くムラサキハナナも貴重である。