2016年2月4日木曜日

切り戻しの極意


ダメになったサルビアを切り戻した、とこの前書いた。

切り戻しってどうやるのか?

知っている人は読み飛ばしていただければと思うが、知らない人のために少々。

適当にザックリと切り戻しているわけではないのです。

茎をよくみると小さくポチっと膨らんでいる場所がある。

これは「潜伏芽」といって、芽を吹く潜在力をもっている場所なのだ。

普段は頂芽優勢といって茎の先端の芽の成長が優先されることになっている。

しかし何らかの理由で頂芽が失われると、脇の芽、すなわち側芽が吹くことになる。

芽といっても明らかに芽が吹く手前の緑色になっているところもあるけど、その側芽が茎の下に隠れて(潜伏)しているものがあるのだ。

この潜伏芽を見極めれば、そのちょっと上で切ってやると良い塩梅に芽が吹く。

潜伏芽に近すぎると芽を傷めてしまうし、遠すぎると枯れこんでくる可能性がある。

なので切るのは芽のほんのちょっと上、1センチくらい上のあたり。

こうすれば株の若返りもできるし、樹形を整えることもできるというわけだ。

剪定箇所、とても大事です。

ちょっとプクっとした潜伏芽

潜伏芽のちょい上を剪定する

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