花屋さんの店先は早くも冬の様相を呈している。
たとえばこのカルーナ。
エリカ、カルーナなどはいかにも冬といった感じがする。
この鉢を手にとって、そこに張ってあるラベルを見てフト気付いた。
日本語が一切書かれていない。
Garden Girls というロゴが目に付いたので調べてみるとこれはドイツのカルーナ生産業者だった。
この鉢のラベルにあるバーコードの国識別番号も「40」になっているのでドイツ産には間違いなさそうだ。
だからといってドイツで生産されたわけでもあるまい。
日本の植物検疫では土がついたものは一切通関できない。
おそらく母株となるものがあって、そこから日本の農家が挿し木などで増やしたのではないかと思う。
そしてそれらを販売するときには、このシールを貼ることを条件にしているのではないだろうか。
このシールはいわばロイヤルティ分ということでドイツの生産者から買っているのだと想像する。
花屋さんの店先で、ひとつの鉢を手にとって、あれやこれやと想像をするのは案外楽しいものだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿