ヤマブキ Kerria japonica
春らしい花である。
ビビッドな黄色い花と、吹いたばかりの若い緑の葉のコントラストが絶妙である。
そもそもこのヤマブキのハッキリとした黄色を指して やまぶき色 という名前ができたんだろうなぁと想像するとさもありなん、である。
ヤマブキはバラ科に属し、その花の形を見るとサクラなど他のバラ科の植物たちと似ている。
どこが似てるのか??雰囲気でモノを言わないでくれ と責めないでいただきたい。
ええーっとですねぇ、 例えば花びらが5枚。
これは必ずしもというわけではないが、バラ科には5枚のやつらが多いのである。
そして、花びらが一枚一枚離れている。 これを離弁花という。
これに対してアサガオのように本来は5枚の花びらがありながら、それらが互いにくっついてしまって、花びらが何枚と言いづらいやつらもいる。
こういったタイプの花を合弁花という。
で、ヤマブキの1枚1枚独立した5枚の花びらはバラ科の特徴そのまんまなのである。
うーん、あんまり理屈をこねると散歩がつまらなくなってしまう。
あの植物とこの植物のここが似ているクイズ をしている程度の軽い気持ちであれば楽しめるんじゃぁないだろうか。
今日のような陽気であればただ歩いているだけで楽しい。
5 件のコメント:
先日、六義園で桜の陰にひっそり咲いているヤマブキをみました。オトギリソウにも似ていますよね。
昨年あるところから1本拝借してきました。根が付いたようです。数年後には家でも花が咲くかな..
子供の頃、色鉛筆の「やまぶきいろ」は「やまぶ黄色」だと思っていました。黄色の種類の一種なのかと。
それから、少し大人になって(多分小学校の高学年とか) やまぶき の存在を知って、ヤマブキ色だったんだ、と分かったときはうれしかった、そんな思い出の花です。
実家に咲いています。
やまぶきって八重もありますか?
今日勤務先へのバスから見た景色に八重のやまぶきみたいなものが見えたので。
軽い気持ちで書いたヤマブキでしたが、皆様の反応が多くて、それだけ身近で愛すべき花なのかな、と思っています。
八重咲きのヤマブキもありますよ。
ちょっと予告篇ですが、日曜日に群馬方面に山登りに行ってきます。
たくさん写真を撮ってくるつもりですので、都会を抜け出したネタにもご期待ください。
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