辛さ対決
週末にちょっとした会があって、都内のとある飲み屋に繰り出した。
とても気の利いた小洒落た居酒屋だった。
トビウオの塩釜焼き なんてのも出てきて、木槌で塩釜を叩き割ったりして盛り上がった。
思わず写真を撮ろうと思ったけど、花咲ブログは植物・園芸ネタ限定を旨としているので思いとどまった。
残念ながらトビウオの塩釜焼きはそのあたりにかすりもしなかった。
しかし・・・
次に出てきたのが 鳥の唐揚げ なのだが皿一杯に溢れんばかりに盛られたトウガラシにのけぞってしまった。 肝心のトリが見当たらない。
ソロリソロリと菜ばしでトウガラシをかき分けると、ようやく下の方からトウガラシまみれの唐揚げが現われた。
スゲー・・・
このトウガラシを食べる人はいないと思う。
皿から唐揚げがあらかた引き上げられたらば、このトウガラシは捨てられてしまうのだろうか?
それももったいない気がするし、かといって次の人に使い回しするのもマズイ。
次なる一品が お刺身の盛りあわせ だった。
そこにはすりおろしたばかりのワサビがあった。
期せずしてタイプの異なる辛さ対決となった。
実は花咲ジジイは辛いものが好きで、牛丼屋にては七味をわっさわっさと振るし、中華に行けば麻婆豆腐ばかりを頼んでいる。
今更言うまでもなくトウガラシはヒリヒリと刺すような辛さであり後を引くし、ワサビはツーンと鼻にくるが瞬間的であまり後を引くことはない。
植物的に比べてみると、
トウガラシ Capsicum annuum はナス科 であり ワサビ Wasabia japonica はアブラナ科である。
つまりトウガラシはナス、ピーマン、トマト、ジャガイモの仲間であり ワサビはキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーの仲間といえるわけだ。
ワサビは日本原産というのは割りと知られているけど学名の Wasabia japonica を見れば日本のものだという主張が伝わってくる。
ワサビア ジャポニカ ですよ。
辛さ対決といって、どちらかに軍配を上げるつもりはない。
普段は脇役の彼らにちょっとだけスポットライトを浴びせてみたかったのだ。
1 件のコメント:
ジャポニカといえば、学習帳(笑)
前日のアジュガの日本花の種小名はnipponensisですが、同じ意味とはいえ学名で「ニッポン」とつくとなんだか世界共通に感じられなくて。。と思っていたところでした。
爺様ブログでトビウオの話題、結構気になりました!!実は最近、トビウオのニボシにはまっているんです♪とてもいいダシがとれて、これを使うだけで料理が全然違うんですわ。九州ではトビウオを「あご」というんですが、我が家の食卓では春の食材(筍とか)とあごが大活躍です!!
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