ハハコグサ Gnaphalium affine
サクラばかりに目を向けてはいけない。
足元にも目をやって欲しい。
何が見えるだろうか?
丁度昨年の今頃、花咲ブログで 雑草魂 と称して幾つかの愛すべき雑草をとりあげた。
そこで全てをカバーできたわけではなく、散歩をしていると オッ、これは見逃した というのが出てくる。
それが今日の ハハコグサ だ。
このハハコグサは都内の取り壊しが決まったビルの雑草だらけの花壇に咲いていた。
ハハコグサの背丈がせいぜい15センチくらい。
そしてこの黄色い花がまた小さい。
この小さい花に見えるのが、実は小さい花が集まって出来ている。
そう、このハハコグサはヒマワリと同様キク科の植物なのだ。
そしてキク科の植物の特徴として、小さい花が集まってひとつの花に見えるという 頭状花序 のスタイルを守っているというわけだ。
漫然と歩いていると決して気付かない。
それほど小さく目立たない花だけど、これでもゴギョウとして春の七草に名を連ねる有名人である。
ところでハハコグサ全体を見るに、なんとなくシルバー色に見えないだろうか?
これは細かい白い毛が全体を覆っているからだ。
ラベンダーなんかにもこの傾向が見られる。
おそらくシルバー色が太陽の光を反射し、強い日差しから身を守り、余分な水分の蒸発を防ぐような工夫がここにあるに違いない。
雑草が、その辺の園芸植物よりもタフなのにはそういったディテール上の工夫がある。
2 件のコメント:
うちの庭にもいますね。花が咲く前に摘み取ってしまいます。かわいそうですがしょうがないですwww
庭のタンポポもだいぶ育ち、そろそろ食べようかと思っています。
雑草と言われるものでも食べられるものは野菜と同じなので、周りの人に抜かないよう家ではしてもらっています。
もっとこういう知識をつけたいのですが、詳しい方をご存知ですか?
コメントを投稿