いよいよ4月に突入。
春めいてきました・・・ と言いたいところだが今日は生憎の雨。
雨だけではない。 最近 花冷え という言葉があるのを良いことにちょっと寒すぎやしないか?
もう4月にもなったことだし、そろそろ安定した陽気であって欲しいものである。
さて、この前表参道の裏通りを歩いていたらば、トクサが元気に育っているカフェを見かけた。
さすが表参道である。 「トクサぁ??} と田舎の人であれば 「そんなの珍しくともなんともねぇ、裏山行けばそこらじゅうにはえてるっぺ」 と言われてしまいそうだが、表参道なんかにあるとどことなくスタイリッシュ見えてしまうから不思議である。
トクサを見ると何か他の植物に似ていないだろうか?
昨年4月10日に書いた スギナ Equisetum arvense によく似ている。
学名がすでに Equisetum と属名が一緒だ。
外見的にも似ているし、特にツクシンボのような胞子茎は特徴的である。
ここに胞子が入っていて、熟すとここから胞子が飛び散って増える。
そう、アサガオなど一般の花は種で増えるが、彼らは種を作らない。
その代わりに胞子で増えるのだ。
この点からも、より原始的な植物いえる。
スギナはフワフワした糸のような葉が節々からはえているが、このトクサにはそれがない。
トクサの葉は退化してほとんどなくなってしまって、この節にある茶色い鞘のような部分が強いて言えば葉であるという。
その代わりといってはなんだが、繊細さがない代わりに生育は旺盛で、地上では胞子で、地下では地下茎で増えていく。
このカフェのように花壇全てトクサにしたいというのであれば管理は簡単であるが、花壇のこの部分だけちょっぴりトクサをはやしたい、なんてリクエストに応えるのはかなり難しいと思う。
でも良い色の緑をしているし、分枝(枝分かれ)せずに垂直に伸びる姿は使い方によっては映える。
カフェのような洋風の場に合うし、灯篭や水鉢と一緒に和の場にもシックリくる。
しかも安い。
3 件のコメント:
トクサ といえば
吹奏楽部の私にとってはクラリネットなどリード楽器の友達がリード(竹でできている)の表面を整えるのに、使っていました。
やすりの代わりにもなるようですね。
コメントありがとうございます。
そうなんですね。
今日のトクサについて書こうと思ってちょっと調べたら やすりとして使っていたというくだりがありました。
ただ、自分としてはやすりとして使っているところを見たこともなかったので書かなかったのですが、知っている人からコメントを頂くと花咲ブログにより幅がでてきますね。
植木屋仕事をする際に気になるのは、「ここのトクサはおいておこう」 と思っても作業中に触ってしまって折れてしまうことがあります。
一旦折れたトクサはいくらなだめすかしても元には戻らないという辺りにちょっとしたストレスを感じてしまいます。
トクサは「砥ぐ草」が変化して「トクサ」と呼ぶようになったらしいですよ。。
植物の和名ってダジャレみたいなのが多いですけどね(笑)
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