カウボーイ
この前近所を自転車で走っていたら、チェーンソーの音がした。
チェーンソーの音には敏感で、現場を見たくなって音源を捜した。
ちょうど、ケヤキの伐採をしている最中だった。
ケヤキの高さはおよそ12メートル。
写真でバックに写っているのは建物の2階3階部分であるので、その大きさが知れるだろう。
驚いたのはその伐採方法だった。
樹に登っているチェーンソーを持ったオジサンは、ケヤキの半分あたり でチェーンソーの第1カットを入れようとしていたのだ。
それが何か? と聞かれそうであるが、通常このくらい大きな樹であれば、周囲への影響を考慮して上の方から徐々に切り詰めていくものである。
安全面の問題もある。
いきなり大きなかたまりとして切って、意図したとおりの方向と位置に倒れてくれればいいが、そうでないこともありううるわけで、コントロールの効くそれなりの大きさの部分で切って、さらにそれをロープでつってソロリソロリと降ろすのが常套手段である。
ところが、このオジサンは高さ12メートルのケヤキをいきなりまっぷたつに切った。
そばで見ていた僕は固唾を飲んだ。
マジか・・・・?!
ドドーンっ という音と若干の地響きとモウモウたるホコリが舞い上がった。
幸い誰も傷ついていない。
オジサンは何の躊躇もなく次の枝にチェーンソーを持って向かっている。
今日の写真はクリックするとちょっとは大きくなると思うので詳細を見られたい。
このオジサンは一応プロだと思うのだけど果たして事の危険性をどれだけ認識しているのだろうか?
ヘルメットはかろうじてしてるけど、安全帯もしている様子はない。
フト思い出した英単語が COWBOY (カウボーイ)。
西部劇に出てくるのもカウボーイであるが、荒っぽい、いい加減な仕事をCowboy job という。
イーハー!!
このカウボーイのオジサンが怪我をしないことを祈る。
2 件のコメント:
先日うちの営業が車で走っていたら、木が倒れてきてぼこぼこになってしまいました。木をっていたひとが間違えて道路側に倒してしまったとのことです。保険で直すことになったらしいんですが、対物が10万くらいしかかかっていなく人悶着あったみたいです。花咲さんは保険とか入っていますか?
よかったですね、車がボコボコになったくらいで。
イヤ、マジメな話、それは人が怪我をしたり、命を落としてもおかしくない事故だと思います。
木は我々の想像よりも数段大きくて、重いものです。
怖さを知るというのは本当に大切なことだと思います。
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