2008年4月10日木曜日

雑草魂 5
  スギナ Equisetum arvense 


ツクシ・・・って春の響きではないだろうか。
   
「ネエネエ、つくしんぼ が出てきたよ」 なんて会話を小学生の頃にした記憶があるけど、それを間近で見たこともなければ、味わったこともなかった。
  
ツクシという植物は存在せず、スギナというトクサ科の植物の胞子茎をツクシと言っている。
   
スギナはシダに近く、花を咲かせて種を作って子孫を増やすのではなく、キノコのように胞子を飛ばして増える。ニョキっと伸びたツクシの頭の部分に胞子が詰まっていて、これが開くと胞子が飛び散る仕組みだ。
    
ツクシはその親(?)のスギナと地下で繋がっている。

ツクシが胞子を飛ばし終えたころ、地上に親がでてくる。これを 栄養茎 という。

なぜ栄養茎なのかといえば、これが光合成をして栄養を作っているから。
  
この栄養茎が杉の木に似ているので スギナ となったという説が有力のようだ。
英語では Horsetail となり馬のシッポに似ているからそういう名前がついたのだろう。
    
エラそうに解説しているけど、いまだにツクシを食べたことがない。
   
佃煮、タマゴとじなどが主な食べ方のようで、今度試してみようと思う。
   

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

スギナには困っています。引越しして初めての春。こんなにスギナが出てくるとは..すごい繁殖力ですね。

匿名 さんのコメント...

地下茎で増えるので、地上に見える部分をいくら取除いても焼け石に水。なるべく掘り返すか(それとて焼け石に水)、こまめに鎌などでけずるとか・・・。思い切って「スギナ・ガーデン」として共存するとか。

匿名 さんのコメント...

そうそう、やつらは「乾燥」を嫌うので、その辺に駆除もしくは勢いを沈めるヒントがあるかもね。

匿名 さんのコメント...

乾燥ですか。難しいですね。こまめに掘りますか..

匿名 さんのコメント...

つくしは茹でると「ぴー」って鳴くような声を出します。卵とじにしてました。
スギナは、途中のフシを上手に抜いてまた戻して「どこで切れてるか?」と遊びました。
つくし、スギナの他にも、のびる、よもぎ、ほとけのざ、おおいぬのふぐり、そして月見草。これが私が育った浅川土手で思い出す、懐かしい植物たちです。

匿名 さんのコメント...

のどかな昭和のフレーバーのするコメント有難うございます。胸が締めつけられるような懐かしさがあります。