アセビ Pieris japonica
昨日は20度を越えて本当に暖かかった。
こうなると植物の育つスピードも俄然あがってくる。
というのはどういうことか、言うと入れ替わりが早くなるということ。
なので、今のところほぼ毎日このブログを更新しているけど、当面ネタが枯渇することはない。
むしろ 早く書かねば旬が過ぎてしまう とやや焦り気味で書いている。
さて今日はアセビ。
アシビとも言うようだ。
「僕はアセビ」「あたしはアシビ」「昔は・・・」と同一の植物に対して複数の呼び方が許される場合は、混乱を招く。
そんな意味でも学名の普及を考える時期に来ているのではないかと思う。
でも俳句などをやる人からすれば、ラテン語では字あまりになったり、雅な雰囲気がぶち壊しにもなりかねない。「共存」というのはムシの良い話だろうか。
で、漢字でこれを書くと 馬酔木 となる。
馬がこれを食べると酔ったようになってフラつくのだそうで、葉や茎に毒性がある。
花はひとつひとつは小さいけど、こうやって房のようにまとまって咲くのでそれなりに目立つ。
カタチはこの前御紹介したドウダンツツジと似たつぼ型をしている。
ドウダンツツジも、このアセビもともに ツツジ科だ。
ツツジ科の面白いのは学名は ERICACEAE で口に出して発音してみて欲しい。
「エリケーシー」みたいなカンジになるが、そう エリカ だ。
エリカ様じゃないよ。エリカ科だ。
園芸好きの方であればエリカという植物を御存知でしょう。
有名なのはヒースといってイギリスのブロンテ姉妹がでてきそうな荒れ地にビッシリ生えているもの。
ツツジ、エリカ、ドウダンツツジ、アセビなど同じ科で、共通しているのは 酸性の土壌を好む ということ。
これを覚えておくとチョット使える。
見ただけで、「ハハーン、ここはやや酸性の土なんだな」なんてことが分かる。
1 件のコメント:
なるほど。アルカリ性が好きな植物が多い中酸性ですか。ブルーベリーの隣なんかが仲間でいいんですかね。無調整ピートモス漉き込まねばなりませんかね。
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