春になると花が咲き、一旦お休みしていた命が蘇ってくる。
それは植物に限ったことではなくて、植物を取り巻く生き物にとっても同じこと。
その代表がムシたちだ。
2月19日に「にっくきチャドクガ」というのを書いたけど、彼らは冬の間はタマゴのカタチで過ごして、あたりが春めいてくると孵化して世の中に出てくる。
普通に歩いていると、まず気付くことはない。
気付かないところで危機は進行しているものなのだ。
ツバキ、サザンカなどの「お茶系」の植物の葉っぱに齧られた跡があれば、それが今齧られたものでなくとも、昨年は奴らの棲家であってその周辺で越冬したと考えるのが自然だ。
そうしたら、葉っぱをそーっと裏返してみる。
ムシ達はシャイだというわけでもないが、葉っぱの裏側にいることが多いのだ。
で、昨日恐る恐るそーっとツバキの葉っぱの裏側を見てみたら・・・・
ジャジャーン!!
今年の初チャドクガの幼虫達がウジャウジャいました。
まだタマゴから孵って日も浅そうで、カラダの色もまだ淡いし、ムシャムシャ食べているといっても葉っぱの表面の柔らかいところを舐めるように食べている。
でも整列していっせいに食べる様はチャドクそのものだし、こんなに小さくてもイッチョ前に刺すので要注意。
庭にツバキ、サザンカがある人はいまの内に葉っぱを観察をして、幼虫を発見したらその葉っぱを取って焼き捨てると広がりをある程度防ぐことができる。
何事も早期発見が鍵ですゾ。
2月19日の写真と比べてみてください。まだカワイイものだ。今ならまだ間に合う!!
1 件のコメント:
椿類は怖くて家に植えられませんね。
前の家にあってひどい目見ましたから。
この頃はシャラなんかにも移るらしいので近類種はやめにしています。
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