今の時期、自転車をこいでいて、なんかフワフワと飛んでるなぁと感じることはないだろうか。
なんかこうムシみたいなものがフワフワ飛んでいるアレである。
その全てとはいわないけど、その多くがアブラムシであることが多い。
アブラムシと園芸はとても深い関係にあり、とても興味深いことが沢山あるのでここで一気に公開するのではなく、あとで改めて書こうと思う。
今日はそのサワリだけ。
アブラムシはいつもいつも羽を持っているわけではなくて、今の時期だけ羽を持ってエサのある場所へと移動する。
飛んできたムシがアブラムシかどうかを見分けるのはとても簡単だ。
お尻に2本の角があるか否か。
上の2枚の写真いずれもよーく見るとお尻に角が2本生えているでしょ。
便宜上、角と言っただけで本当は角ではない。
口から樹液を吸って、余った糖分をここからププププ・・・と吐き出しているのだ。
そうそう、この時期なんかフワフワしていると感じるついでに、雨も降っていないのに、なんか上から液体が微妙に降ってくると感じることはないだろうか?
それもこのアブラムシの排泄する液体である可能性が高い。
なんか降ってきてると思ったときに頭上に樹木はなかったですか?
チリも積もればヤマとなる、ではないがその僅かな量の液体が車の上にかかったりしてしばらく経つと、車の塗装に相当なダメージがでたりする。
またその排泄された液体に黒いカビのようなものがはえてウイルス病を媒介する。
写真で分かるように、上は黒いアブラムシでナズナについたもの、下は緑色のアブラムシでバラについたもの、と色んな種類があるけどそれぞれ好みの植物がハッキリと分かれている。
まだまだもっとオモシロイ話がアブラムシにはあるのだけど、ちょっと小出しにしたほうがオモシロイので今日はここでやめておこう。
なんてったって一番ポピュラーな害虫ですので・・・。
敵を知り己を知れば百戦危うからずってね。
実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2008年4月27日日曜日
そして、そんなところにも春が・・・。
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2 件のコメント:
今朝、散歩をしていたらすごくいい天気なのに、ちょっと雨のような。。。。。
これだ!と思って見上げたら、小さい小さい緑の虫が空中に何匹か見えました。
おお。このことだったのか!と感動したので、日にちがたってしまったけど、コメントしました。
今日(5月1日)も快晴だったけど、なんとなく水分が降ってきた。間違いなくアブラムシだ。今度また書くけど、特にトウカエデという木に凄い数のアブラムシがついていると思われる。やつらの排泄物かと思うとあんまり気分の良いものではないですね。
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