3月10日にベランダにあったゼラニウムの若返りを図るべく 挿し木作戦 を実行に移した経緯を書いたけど、3週間経って経過があまり思わしくなかったので整理しようとした。
経過が思わしくないというのは 根がつかない ということ。
挿し穂の根が出る部分はデリケートなので、根がつくまでは動かしたりいじったりしてはいけない。
でも根がついたかどうかを知りたい。
この矛盾した条件を満たして根がついたかを確認するにはどうしたらいいのか?
僕は刺し穂を そーっと上に引っぱってみることにしている。
そこで挿し穂がなんら抵抗なく抜けてしまえば根がついていないし、グッと挿し穂が抜けない抵抗を手に感じればそれは根がついているサインだ。
結果は5本の挿し穂中2本に根がついた。成功率40%。
まぁ100%はありえない、50%として2,3本かなと思っていたのではあるが、3本でなく2本であったところがクヤシイ。
僕ははやる気持ちを抑えきれずに もう根がついたんじゃない? と2本の挿し穂を2週間くらい経ったところで引いたのが敗因ではなかったかと分析している。
昨日まで根がついたものも、つかなかったものもビニールをかぶせた鉢の中で青々としていた。
気持ちを入替えて根がついた2本を植え替えて、ダメな3本をポイする。
ここでいきなりベランダに出してはいけない。
何故なら3週間室内でしかもビニールの中にいた挿し穂の 気孔 は開き放しになっていて、気孔の開閉が適正にできるようになるまでビニールをかぶせない状態で引き続き室内で様子をみる。
気孔は主に葉っぱの特に裏側にある孔で、二酸化炭素を取り入れ酸素を吐き出したり、と呼吸・炭素同化作用、そして余分な水分を吐き出すといった 蒸散作用 を行っている。
ビニールの中での生活で彼らは自分達の吐き出す酸素に包まれ、且つ湿度が高い状態だったので気孔が開き放しになるのだと考えられる。このまま外に出すと 風邪 をひくのだ。
ここで焦っては全ては水の泡なのでジックリと。でも一旦根がつけば勝利は見えたようなもの。
そんな訳で、アブラナ一家のことは急遽お休みしてゼラニウム刺し木作戦の経過をお知らせする次第である。
2 件のコメント:
こんばんは
ひぐらしです。
実は私、植木などを枯らしてしまうプロです。何度やってもうまくいかないのですが、このブログを読んで、今年こそ頑張っちゃおうかな、と思うこのごろです。
それにしても、写真。どの写真を見てもきれいですね。その写真を撮る腕もうらやましい限りです。
生き物の世界ですので100%はありません。失敗は当たり前。まずは始めてみることです。愛情を注げば注いだ分返ってきますから面白いし、やめられなくなってしまいます。
写真もお褒め頂き有難うございます。まだまだ分からない「ボタン」「機能」が多くて勉強中です。
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