これも赤城山で見かけたキワモノ。
その名もフタバアオイ Asarum caulescens
ウマノスズクサ科ってことだけど、聞いたことがない。
しかしウマノスクズクサ科は Aristolochiaceae と知って、
「ああ、アリストロキアか・・・」と思った。
植物園の温室ではこのアリストロキアというキワモノが度々見られるのだ。
そしてそのニオイが変わっていているし、花の形もかなりキワモノなのだ。
そうやってみると、全てが腑に落ちる。
見てくれ、この変わった花を。
色だって濃い茶色といったところで、特に可愛いわけでもない。
アリストロキアのような強烈なニオイは無い。
葉っぱに隠れてこんなに目立たない花を咲かせるとは一体何が花粉を媒介しているのだろうか。
おそらくアリなどの地面を這うタイプの虫たちではないかと思う。
そしてこの植物に関して述べておかねばならないのは、徳川家の家紋である葵の御紋の元になっているということ。
ついこの前、日光東照宮に出かけたばかりではなかったか。
葵といっても、タチアオイや、フヨウなどのアオイ科とは全くの無縁というあたりがまた混乱を招く。
確かにハート形をした葉は葵の御紋そのもの。
山野草も食わず嫌いせずに、咀嚼すればそれなりに楽しいのかも。
2 件のコメント:
いつも楽しくブログ拝見させてもらっています。
双葉葵は京都の上賀茂・下鴨神社の神紋にもなっています。古語は「あふい」と書き「あふ(=逢う)い」で神様の大きな力に巡りあうとい意味があるそうです。
5月15日の葵祭りの行列は皆、葵を身につけます。
都市化で葵の自生する場所も限られ、今では葵を育ててお返しする、葵の里親プロジェクトもあるんですよ。
これからも花咲ジジイさんのブログで、色々な植物を勉強させてもらいます。
chikoさん。
有益な情報コメント有難うございます。
私も勉強になりました。
葵祭り、もう間近ですね。
東京は神田の三社祭で盛り上がっています。
「勉強」になるような中味のあるブログを心がけねば、と気合が入りました。
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