新緑の候は過ぎ、日に日に緑が濃くなっていく。
赤ちゃんの手のように小さかったイチョウの葉も大きくなってスッカリ大人びてきた。
なんかつまらないなぁ。
もうちょっと赤ちゃんの頃の様子をシッカリ見ておきたいのに・・・
こういう感覚は人間と同じなのかも。
このまま可愛い子供でいてくれよ、と思ったらいつの間にか声変わりして、背丈も越されて・・・なーんて良くある話。
イチョウに関しては葉の大きさだけではない。
「花」も見ごろを過ぎてしまった。
例えばこの雌花(メスの花)。
えっ、どこ?どれ?
そう思う人も多いと思うけど、このふたつポッチが突き出ているのが雌花であります。
花といえばチューリップなどが頭に浮かぶ人には、こんな「点」みたいなものが花とは信じられないだろう。
イチョウは裸子植物なので、胚珠が子房に入らずにむき出しになっているのだ。
やがてこの「点」はギンナンになるのだ。
いわばギンナン・ベビー。
こんな姿を見られるのも春の楽しさなのだけど。
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