2010年7月30日金曜日

マンリョウ Ardisia crenata


昨日の花咲ブログではドクダミの実を拡大してご紹介した。
身近な植物でも時期を変えたり、見方を変えると案外分からないものだ、と。

で、今日はマンリョウである。
マンリョウというと赤い実がつくため、お正月飾りなどでセンリョウと並び珍重される。

赤い実がなっていればマンリョウだとスグに分かるだろう。

でも、マンリョウってどんな花が咲くのか、パッとイメージできる人はどれくらいいるだろうか?


なーんちゃって。
実はこんなにエラそうに言っておきながら、この前散歩して見つけた花を見て こ、こ、これは、ひょとしてマンリョウの花では?? と思って初めてマンリョウの花を認識したというのが正直なところである。

赤い実がなってないのに何でマンリョウと分かったか?
それは草姿ともうしましょうか、ひょろりと幹が伸びて、その先に厚手の葉っぱがなっているという全体のイメージで分かった。
さらにその厚手の葉っぱの縁が微妙に波打っているあたりが決定的である。

で、花をマジマジと見てみると、これがあまりカワイクない のだ。
白い花びらが5枚あって、黄色い雄しべに囲まれて、一本の雌しべがひょろんと飛び出ている。


花びらは肉厚で、くすんでいて、パッとしない。
花そのものも直径がせいぜい5~10ミリ程度とかなり小さい。
その割りに花を支える花柄がアンバランスに太い。

全体になんともちぐはぐな感じがして
わぁ~、カワイイ というカンジでは全くない。

赤い実がなってナンボの植物という気がしないでもなかった。

1 件のコメント:

ぴーさん さんのコメント...

似た赤い実をつけるクリスマスホーリーが家にありますが、すでに随分前から緑色の実がくっついています。冬には赤くなるんでしょうが...実が熟す期間が随分違う物なんですね。